日本一休みが多い会社 未来工業 創業者山田昭男氏の言葉
公開日:
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最終更新日:2017/01/31
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創業者山田昭男氏 残念ながら昨年なくなられました。
未来工業の特徴
日本一休日が多い。
タイムカード無し、ホウレンソウなし、制服なし
創業以来赤字無し
これだけでも凄いことですが、ビジネスマンの間では高名な方だったと思います。
非常にユニークな経営で知られていましたね。
休日は日本一としながらも、通常の営業時間も7時間15分と短い。
それでも、高収益を上げ続けているというのは凄いの一言につきます。
ユニークな経営で知られていますが、その中でも徹底した節約経営は有名です。
例えば、ドアノブがない。
理由:壊れると買いなおしが必要で無駄なコスだから。
社員の机の上に一本の蛍光灯。しかも紐がついており、いないときは消すように出来ている。
他にも沢山あります。
ただのケチではありません。
社員旅行に社員食堂、そして給与の水準も高い。山田社長については著書もでているので
詳しいことはそちらで・・・と思います。
個人的には
「常に考える」
ということは大変共感しています。創業時の同業界の強力なライバル企業で松下電工があった。
商品の品質も含めて、とても適わない。社員も、そして社長も感じた。
でも、それであきらめていたら終わりだ、ということで、一生懸命考えよう、知恵を出して
松下にない、もっといいものをつくろう。で始まり、ついには社風になり、常に考える。
他にない、一工夫を入れていこう、そんなことを仕事に取り入れた。
「常に考える」これが会社の合言葉になった。
その背景もさることながら必死にやった結果、ついに松下電工のシェアを抜いてトップシェアを
獲得した商品もでてきた。
「できない」「無理」「難しい」は禁語
でも強制ではない。
そういうことをいうと段々会社にいづらくなる。他の社員はそんなこといわないから。
なれないうちはついつい、口に出したりしてしまう。でも慣れてくると、
「できない」「無理」「難しい」と言わず、
どうすればいいか?考え始め、段々いい意見をいうようになる。意見交換すると
自分の意見より優れた意見も聞くようになり、段々自分も優れた意見を考えられるようになる。
その為には常に考える。
真摯に考え抜く、それが創意工夫を生み、他にない素晴らしい会社を創った原動力になったと語っています。
仕事の中で、大事なこと、本質的なことを次々実行し成果を挙げた山田社長。
奇をてらうでもなく、ただ、どうやったら社員が幸せになるか?考えていった結果だそうです。
真剣に向き合うことで突破口が開ける。素晴らしい見本だと思います。
石川博信
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