中今を探る 自分は誰か
公開日:
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最終更新日:2017/04/01
巡礼記
神道の思想である「中今」
太古から受け継がれる「自分」そして未来へ向かっている自分のまさに「今」の状態
どんな人も、親がいて、そのまた親がいて・・・ずっとその繰り返しがあり、「今の自分」が
存在している。つまり自分は、親でもあったり、そのまた親でもあった時期がある。
遺伝子を受け継いで、今、自分は誰か、と聞かれたら、身体をもった自分というかも知れませんが
元々は誰しも、お父さんの精子であり、お母さんの卵子であったわけですね。
いきなり・・・って思いますね
もし自分がこの世を去ったとしてどう墓標に刻まれたいか、考えたことがある方はいるでしょうか?
墓標だから長い文字ではなく端的に「なになにだった人」とか「なになにやった人」とか短い文章です。
よく自分は何のために生まれて何がしたいのか?とか、今やっていることはなんだろう?とか
思う人もいると思う。その手の本やセミナーも沢山あるしね。
実は人生の終着点を短い言葉で結ぶこと
そしてもう一つ
自分とは何か?
自分って今の固有名詞の自分だけじゃない。もともとは誰でもお父さん、お母さんいなければ
この世には存在しないわけだから。
じゃ、自分てお父さん、お母さん?もっとおじいさん、おばあさん・・・とか
さかのぼってくる。
そして自分の先祖(身近な先祖は親御さん)たちは、何をした人か?何をしようとしたか?
これをさかのぼります。
そうすると、共通項が見えてくる。わかなければそれを探るんです。
今生の終着点とスタート、そこが分かれば今時分のいる位置がつかめてくる。
それを中今(なかいま)といいます
中今を掴んだらこれから何をするか?明確になってきます。
先日ある学校の校長先生が素晴らしいことをいっていました。
「教育で最も大事なことは、自分自身を深く理解し、それに沿って志を立てることだ。
志が立った生徒は本来卒業してもいいと思う。何故なら自分の歩む道を掴んだからだ。
それを掴んでもらうことが本来の教育なのだ」と。
このブログを見ているのはほとんど社会人の方だと思うので
もし、今生での迷いなどあれば、一度深堀してもいいと思うんです。とても楽しいですよ。
先祖への思い、自分がこの世で何をするか・・・きっと崇高な素晴らしい答えが自分自身で
導き出せるでしょう。
そしてもう一つは周りとのかかわり方です。友達が多い人、少ない人いろいろいます。
世の中係わらない人のほうが世界的に見れば圧倒的に多いわけですよね。
係わった人や場所のことを縁起という
ご縁があるとかいう、それですね。これは釈迦の言葉です。
縁起をどう見るかでその関係性が決まる。といっています。
例えばうるさい人のことを、ありがたいと思えばありがたく感じ、面倒だと思えば面倒に見える。
つまり自分で決めれるということ。
そしてその想いは相手に伝わりやすい、ということ。
人は地上に1人しかいなければ、人という動物の一種にすぎませんが、人が複数集まると
「人間」になる。そこには人間関係が必ず出てくる。
それであれば「良い感情、良い言葉」を相手に向けていこう、それはすべて自分に帰ってくると
語っています。
ちょっと話が脱線しましたが、興味があったらご自身で探求してみてください。
お子さんや家族で出来るととっても楽しくできると思いますよ。
石川博信
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