巡礼記 千葉神社
公開日:
:
最終更新日:2017/01/31
巡礼記
巡礼記 千葉神社
千葉神社は千葉県の方はご存知の方も多いかと思います。
ここは、主祭神で天之御中主大神 一番初めの神様で創造主とも言えますが、
この神社では北辰妙見尊星王として天の中心に位置し全宇宙の諸星諸神を掌握する
北極星と北斗七星を神霊として祭っているそうです。社殿が珍しく2重(2階建て)で
国内初だそうです。ちなみにこの神社は妙見様(みょうけんさま)とも呼ばれているそうです。
ここで奉納を行いました。
私が「奉納したいのですが?」と聞くと
巫女「え?御祓いのことですか?」
私 「お払いじゃないですよ、奉納です」
巫女「・・・・・・・・・・・・」
しばらくして宮司らしき方がきて
宮司「奉納とは珍しいですね」
私 「そうですか?で、奉納できるのですか?」
宮司「もちろんです。御厚意ありがとうございます」
ということで無事奉納も完了しました。
千葉神社は素晴らしく見ごたえのある神社ですね。入り口には
五色が祭られており各方位の神様も祭られています。
ちょっと面白い神事があります。
①通りぬけ神事
人形を神前に置き喝をいれて社殿を東西に通りぬけると悲願達成がなるというものです。
合格祈願でよく活用されているそうです。
②うそ替え神事
木彫りの鶯鳥(うぐいすどり)を毎年交換することで我が身にかかった一年の凶事を「嘘」と考えて
神様に「誠」に代えていただく神事だそうです。
③知恵の輪くぐり神事
知恵の輪をくぐり天神様に知恵を授けて頂く神事だそうです。
ここは神文が九曜紋と月星と二つあります。
素晴らしい神社ですが、神仏習合の名残が色々垣間見えます。
日蓮上人もわが宗門の守護神であるとし、法華経を自筆で書いたものを奉納しています。
源頼朝も太刀や願文を奉納しています。
考え方ですが、自分の必勝祈願などはきっとならないのだと思います。
もし、自分ではなく誰かのため、社会のため、世界のためであれば、通じることもあるかも
しれないかと思います。
日蓮も頼朝も自分ではなく社会のため、日本のためという祈願できっと受け入れられたのでしょう。
巡礼記 千葉神社編でした。
石川博信
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