思兼(オモイカネ) 文殊菩薩と思兼(オモイカネ)
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最終更新日:2017/01/31
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よく3人集まれば文殊の知恵という。
文殊は仏教の菩薩様ですね。
文殊は「般若」=知恵(頭の良さや知識が優れること)の象徴でもあり
ゆいまごじ(維摩居士)という釈迦の弟子以上に仏教へ通じており在俗の理想像とされ今尚人気があり信仰されている人物がおり
弟子たちでも誰一人問答でかなうものがいなかったが、文殊はこのゆいまごじと堂々と渡り合ったと言われています。
このようなことから、知恵第一の仏と称されています。
一方で日本の神道です。
有名な天の岩戸開きでの立役者とも言えるオモイカネ
オモイカネ (八意思兼命)知恵の神様です。
神道の話ですが、宇宙ができ、そして天の世界、地の世界、地下の世界ができた。
三世界は、天の世界はアマテラス、地の世界はスサノオ、地下の世界はユキヨミが統治していた。
しかし地の世界から天上世界へやってきたスサノオは姉であるアマテラスに乱藉を働き嫌気がさしたアマテラスは
岩戸に引きこもった。これが岩戸隠れです。
しかし太陽の神様であるアマテラスが岩戸隠れしてしまったから天上界の高天原も地上世界の葦原国も真っ暗になってしまった。
これは困るということで、八百万の神々がそろい会議を行った。
オモイカネはアマテラスの岩戸隠れの際に、アマテラスを岩戸の外に出すための知恵を授けたんですね。
まずアメノウズメが踊り(日本では初めてのストリップショーといわれてる)その様子を見ていた神々が大笑いし、盛り上がり、神々も踊りはじめた。
すると岩戸の中のアマテラスも気になり、少し岩戸を開いて、アメノウズメに「なんでそんなににぎやかなの?」と聞くと
「あなたより素敵な神様が現れたのでみんなよろこんで笑っています」
アマテラスはこれには驚き、自分より光り輝く神様って、、、と、気になり、岩戸を少しあけると
岩戸の前に設置されたヤタの鏡に自分の光が反射し、ものすごい光をみた。さらに見ようと岩戸を明けようとしたとき
岩戸の横にいた、神々唯一の怪力の神様であるタジカラオシンが岩戸を掴み放り投げた。
そうして出てきたアマテラス。
そして二度と岩戸に隠れないように入り口をしめ縄で結界をはりヤサカノマガタマを架けた。
このような知恵(作戦であり仕組み)を考えた。
八百万の神々の中でも少し特殊な神様で、葦原中国平定では神様の選定を行ったり、天孫降臨ではニニギに追従している。
これは神話の世界で現在でも様々な解釈がされていますが、岩戸開きで世が変わる、ひっくり変えったといえるようなことの
プロデューサーのような存在です。
岩戸開きが新しい時代への仕組みとしたらですが、
1 アメノウズメに踊りを行わせた(ストリップ)
気になるような仕掛けをした にぎやかな宴も実行した
2 鏡を設置 することで自分の姿を見せて驚かせようとした
(今まで自分の姿を見たことがないということを知っていたということになる)
3 アマテラスは少しずつ岩戸を明ける。いきなり引っ張り出せないでしょうから、少しずつ明けさせ、岩戸をもてる位まで、明けされることを目標にした。
4 さらに、アマテラスを出せたら、すぐ結界をはり二度と戻らないようにした。
これは素晴らしいですよね。さすが日本の知恵の神様、最後の締めまで考えている。
神様の知恵と文殊の知恵の由来を少し紹介しましたがいかがでしょうか?
三人あつまれば文殊の知恵といいます。オモイカネは、、、八百万の神々の知恵の代表ともいえます。
ということは他の八百万の神々から実は色々アイデアを貰ったり聞いているかもしれないし、
八百万の神々からしても信頼にたる神様であるということと、非常に人脈(神脈?)もある神様だったと
想像しています。でないと、他の神様が信頼して作戦を実行できない。
オモイカネがいうなら、、、、、で、岩戸開き作戦が実行されたんだろうなって思います。
そんなこと考えてみました。
日本の八百万の神々の中でも異才をはなち岩度開きを成功させたオモイカネ
素晴らしい日本の神様ですね。
石川博信
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