電子版中古本市場が電子書籍ユーザーを拡大させる?
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電子書籍
昨日久しぶりに書店に行きました。ショッピングセンター内に入っている大型書店です。時間がなかったので平積みと棚差しをざっと見回っただけですが、なんとなく今のトレンドがわかった気がします。自分から進んで検索することのない本も目に入ってきて、たまに書店に行くのはいいもんですね。
それにしても、かなりの点数が並んでいるのに、意外に自分の求める本ってなかったりしませんか?そんな時皆さんはどうしています?書店に取り寄せをお願いしますか?それともアマゾン注文しちゃう?僕はアマゾンで探して注文しちゃう。特にちょっと古い本だと書店にはないことが殆どなので、アマゾン行っちゃいますよね。さらに中古本を買っちゃう。以前は中古本を探しにブックオフも行ったけど、それもなくなってしまった。今後は電子版の中古本が流通するようになるかなぁって思っていたら、こんな記事が出ていました。
“電子書籍を古本として売れる?NFTをブロックチェーンで管理、二次流通市場の創出へ”
なんと!ついに来たか。
記事の内容は、電子書籍の管理にブロックチェーン技術と暗号技術を活用し、利用者が電子書籍を二次流通市場で売ることができる仕組みができるかもしれない──。とのこと。 ブロックチェーン技術を活用したコミュニティサービス・プロダクトの共創プラットフォームを開発しているGaudiyと、セプテーニ・ホールディングス子会社でマンガアプリ「GANMA!(ガンマ)」を手がけるコミックスマートが7月14日、業務提携を発表。電子書籍をNFT(ノンファンジブル・トークン)として発行するなどブロックチェーンと暗号技術を利用して、ユーザーが電子書籍データを“所有できる”事業の実証実験をこの夏に行うそうです。
現在流通している電子書籍の多くは、書籍の「データ自体」ではなく「読める権利」を購入する仕組み。そう、モノを買っているわけではない。だから販売していた書店がなくなったり、アプリのサービスが停止されると読めなくなってしまうという懸念があるわけですね。これはデータの不正コピーを防止するためで、権利はDRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理)で閲覧・コピー制限が管理されています。
電子版中古本市場が電子書籍ユーザーを拡大させるかも?
Gaudiyなどの取り組みでは、書籍を「データ所有型電子書籍」と位置づけ、NFT(ノンファンジブル・トークン)として発行する。これにより、データの不正コピーを防ぎつつ電子書籍を“所有”できるほか、不要になった場合には紙の書籍と同様に売ることができる。 構想では、電子書籍が二次流通市場で売買された場合でも、権利保有者(出版社、作者など)に収益が還元される仕組みも実現するという。 NFTを活用することで、「電子書籍内のコンテンツにのみ作者のサインをつける」「初版で購入した人限定の書籍を販売する」「本編の内容を販売後に追加・変更していく」ということも可能になるとされています。
ブロックチェーンの仕組みが電子書籍にも取り入れられる時が来ると思っていたけど、中古本の流通において活用されますか。そうなると、元々安く設定されていた電子書籍の価格が値崩れしそうな気もしますね。個人が電子版古書店を立ち上げて販売するといったケースも考えられる。この技術が本格化するとますます出版業界は混沌としてきそう。面白くなってきた!
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