ビジネスは仕掛けづくりと人づくり
公開日:
:
キラリ人
世の中にはいろいろなビジネス交流会がありますね。僕もいろいろな交流会に参加してきました。
ジャンルに特化したもの、異業種で名刺交換をメインにしたもの、セミナー形式、ランチ会、飲み会、、、とにかく様々な形の交流会が日々開催されています。参加してみて思うのは、たしかに交流ができて、ご縁をつくることはできるけど、実際に仕事になって売り上げや利益につながるようなものは、ほんの一握りではないかということ。
徳川将軍家の兵法指南役だった柳生宗矩の言葉
「小才は縁に逢って縁に気づかず、中才は縁に逢って縁を活かさず、大才は袖触れ合う他生の縁もこれを活かす」
ほんの少しの縁を活かしてこそ大才ということですが、なかなかそうもいかないのが現実ですよね。
SNS上で人と人とが簡単に繋がり交流できるようになった昨今。ネット上でもたくさんのグループやネットワークが作られて盛んに交流がなされていますが、どこまでビジネスとしての成果が上がっているのでしょうか?僕は時折SNSからビジネスのお話しを頂くこともありますが、やはりリアルの場で会って互いの熱を感じることって大切だと思っています。
そして、もっと大事なのが、自分のビジネスを成功させることを優先するのではなく、お互いの成功を考えること、むしろ相手に対して自分は何ができるかを考えることだと思います。言ってみれば「たすけ合い」ですね。
人と人とを繋いで夢を実現する「たすけ愛」
一般社団法人たすけ愛という団体をご存知でしょうか?
たすけ愛はその名の通り、互いにたすけ合い、win-winの関係をつくるための団体です。
コンセプトとしては、「自分の持っているものを、必要としている人に提供する人」と「自分の必要としているものは、提供してくれる人」とをつなぐサークル。自分の持っている情報や知識や技術や人脈やアイデアが誰かのお役に立つ自分の必要としている情報や知識や技術や人脈やアイデアを提供して頂くことで自分の夢が叶う。こういった相互扶助の団体をつくることで個人の夢が叶え、社会が豊かになり、貧富の差が減少し、格差を是正することで平和な世界を実現することを目的にしています。
そのルーツは、日本に古来からあった『講』とか『結』といった、人々が「たすけ合うしくみ」。たすけ愛では、日本人の「たすけ合う」という文化を世界の文化にしたいと考えています。
理事長の菅野宏泰氏は、
「物が売れないのではなく、売れる仕組みがないから売れない」
「営業マンが育たないのではなく、結果の出せる仕組みがないから育たない」と言います。
菅野氏は、移動雑貨販売で起業。事業を拡大するも資金繰りが追い付かず5000万円の負債で倒産し、借財返済の為に訪問販売の世界に入りました。当初は実績が上らず苦戦するも「ビジネスは仕掛け」であり、「魚のいないところでは、魚は釣れない」ということに気づき、大きな生簀を作ることに注力し、その後はトップセールスグループの仲間入りを果たします。
ビジネスは仕掛けづくりと人づくり
調理器のネットワークビジネス会社にディストリビューターとして参加し、全国売上ベスト10以内を10ヶ月連続の記録をつくり、年収で一億円以上を記録。さらに某化粧品メーカーと代理店契約をし、化粧品の直販で年収5000万円を記録。その後はセールスコンサルタント会社を設立し、倉庫に眠る在庫品に懸賞クイズを付けるという方法で、全国に取扱店1200店をつくり在庫を一掃させるという実績を作りました。また、浄水器メーカーとコンサルティング契約し、資金をかけずにレンタル事業に参加できる仕組みと、商品の景品に使うことでカートリッジ累計280万個を販売。未だ通販が普及していない時代に、サプリメント会社に新しい販売方法を提案し、2年間で2万人以上の会員組織をつくり毎月購入する定期購入を定着化させるという、数々の実績をあげてこられました。
そんな菅野氏がもっとも大事にしていることは、「ビジネスは仕掛け」であり「物を売るのではなく、仕掛けを売る」という手法。
数々のセールスレコードを作ってきた菅野氏は、現在も「仕掛けづくりと人づくり」の指導に情熱を燃やしながらチャレンジを続けています。
僕はいろいろな形のビジネス交流会がある中で、こういった実利を取るためのことが学べて、さらにその仲間が作れるものが一番嬉しいと思うんです。もちろん、自分だけ儲けるということではなく、誰かのために動くことで、自分も儲けることができる。自分のために汗をかいてくれた人に、恩を返したり、恩を次に送ったりするような、そんな関係が作れたらいいですよね。
今後僕たちは、たすけ愛にあるような「相互扶助」と、当社の理念にもある「三方よし」そして「四方よし」「五方よし」となるようなネットワークを創っていこう。菅野氏のお話しを聴いて改めて実感しました。
一般社団法人たすけ愛ウェブサイト
http://tasuke-ai.com
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