モノからココロの時代へ 人材はどう育てる?
ココロの時代の幕開け
天皇陛下即位の礼、大嘗宮の儀、大饗の儀が終わり、いよいよ本格的な令和時代に入りました。争いから平和へ、物の時代から心の時代へ、そのスタートが切られましたね。
戦後高度経済成長期、物の無いこの時代には物を求めて寝ずに働いてくれた祖父母たちがいました。冷蔵庫、洗濯機、カラーテレビ、車、好景気に合わせるように大量に商品が製造され、一億総中流階級となった日本人がそれを買い求め、大量生産大量消費時代がピークを迎えました。その後バブルの崩壊から一転して消費が落ち込み、長い長いデフレ時代。100円均一の商品やファストファッションが登場し、低価格の商品がこれまた大量に生産され消費されるようになりました。
デジタル革命の先駆けとなったインターネットの普及から、携帯電話、スマートフォンの登場、サブスクリプション型の映画・音楽の配信、カーシェア、民泊など、現在は物の所有から権利の所有へ、そしてシェアの時代に入ってきました。今後はさらに分け合い、共有する経済にシフトしていくでしょうね。
時代が変化するスピードがどんどん速くなっている昨今。10年ひと昔なんて言葉も通じないほど、ライフスタイルや環境はめまぐるしく変わっていきます。そんな中、企業で働く人材もどんどん変化しています。
どうする?レイワ時代の人材育成
人材育成、人材採用の分野で様々な業界や業種、大企業からベンチャー企業まであらゆる規模の人事に対してコンサルを行ってきた人材育成のスペシャリスト、ハブプロダクト代表細野和彦氏。細野さんは研修講師の育成もおこなっていて、これまでの経験に基づいた新たなメソッドを構築されようとしています。そんな細野さんが先日noteで連載をスタートさせました。
タイトルは「人事部の人材育成担当者に送る『レイワの育成』~育成・研修担当者のイロハ~」
人材育成のスペシャリストである細野さんの元に、ベンチャー企業の人事担当で、中途採用しか担当してこなかったのに、来期の人材育成計画書の作成を任され、途方に暮れているミヤさんという女性が訪れ、救いを求めるシーンからスタートします。
ベストセラーとなった岸見一郎氏の「嫌われる勇気」に登場する、賢者と若者のような掛け合いが進んでいく内容は、「人材育成はこうあるべし!」という専門書と違って、読みやすく自分を投影しやすいので、人材育成担当者じゃなくても楽しめますよ。
時代や育った環境で、物事の捉え方や価値観は随分と変わるものです。記事に中の一節にあるのですが、今の大学は僕たちが通っていた頃とはだいぶ様相が違っています。「大学からのモーニングコール」「有名シェフが開発したランチメニュー」「パウダールームのあるトイレ」など、どんだけサービス精神旺盛なんだよ!と思うようなことを、当たり前と思っている世代が会社に入社してくるんですね。
何かをしてもらって当たり前、サービスがあって当たり前、クーポンがあって当たり前(?)といった世代が企業に入社した場合、どんな世代間ギャップが起こるのか?そんなことを細野さんがこのnoteで教えてくれています。いつの時代も人は宝です。新たなレイワの時代にどうやって人材を人財にしていけばいいのか、是非参考にして下さいね。
『レイワの育成』~育成・研修担当者のイロハ~
https://note.com/kazuhiko_hosono/n/nf0e06a859b34
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