パキスタンと日本のフレンドシップデー
NPO Pakistan Japan Jasmine Associationが開催する、パキスタンと日本のフレンドシップデーイベントに参加した。以前このブログでも紹介した岡京子さんが、パキスタンの紹介や活動報告を行い、大勢のキッズが可愛いパキスタンの衣装で登場し、人形劇やみんなで楽しむゲームなどで楽しんだ。
パキスタンの未来への架け橋となって
http://www.g-rexjapan.co.jp/omoikaneproject/2018/07/07/post-3575/
どちらかというとパキスタンの皆さんの人数が多く、8割くらいを占めていた。日本人の参加者が少なかったのがちょっと残念だったが、それでもパキスタンと日本の友好関係が深まったと思う。
今回のイベントでは、岡さんたちがパキスタン北部のギルギットの皆さんにサッカーボールと靴を届けた報告があった。ジャスミンアソシエーションでは「Asist of sports education program」と称して、中古のサッカー・バレーボール・バドミントンなどのスポーツ用品を集め、パキスタンの子どもたちにプレゼントしている。子どもたちの心と身体を鍛えるスポーツをサポートするため、ローカルで行われるスポーツ大会をアシストしている。今年はこれまでに3回子どもたちにサッカーボールとシューズを届けたという。ギルギットの人たちは皆サッカーが大好きで運動能力も抜群だそうで、届けられたボールはたくさんの笑顔を生んだ。
パキスタンの識字率は60%あるが、地方になるとはその数字はグッと低くなる。パキスタンでは、2500万人の子供たちが学校へ行っていない現実があり、バロチスタン66% シンド51% KPK34% パンジャブ47% ギルギット・バルチスタン48% アザド・ジャンムーカシミール43%という数字だ。2015~16年の教育のための予算は7340億ルピーで、GDPの2.68%と諸外国に比べかなり低い。建物を持たない公立学校は11,009校にのぼり(国家教育管理情報システムNEMIS)、教育環境作りが急務だ。岡さんたちは、来年NPO Almund Pass Projectとともにサッカークラス付き学校をオープンしようと考えているという。子どもたちの心身の健康をサポートしながら、教育にもアプローチしていく。
僕たちは現在岡さんとともに、パキスタンの魅力を紹介する電子ガイドブック作りを進めている。しばらく渡航危険とされていたパキスタンだったが、現在では国内に平和が戻っている。当時のイメージでパキスタンという国を怖い国と思ってしまっている人々も多いだろう。そういったイメージを払拭し、岡さんのガイドブックを持って、あまり知られていないマニアックで魅力的なパキスタンの旅してもらいたいと考えている。
電子ガイドブックの発表をさせてもらった後、一人のパキスタンの方が声をかけてくれた。パキスタンのことを日本や世界に広めてくれようとしてくれるのがすごく嬉しいと。親日家が多いパキスタン。僕もパキスタンと日本の人々を繋ぐ一助になろうと改めて思った。
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