学びのスタイルはもっと変わるさ
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電子書籍
お盆休みも終わって今日から仕事再開です。
とはいえ、お休み中もデータをいじったり空想したり(笑)と割と楽しんでいましたけどね。
ラボへ向かう電車にはたくさんの子どもたち。
あれ、まだ休みなの?
自分の休暇が終わったので、みんな今日から仕事や学校だと勘違いしました。子どもたちはまだ夏休みですね。
このくらいの時期になると宿題や課題に追われていた自分を思い出します。
あの頃、喋ったことが自動で絵日記になったらなぁとか、世界中の自由研究のテーマを探せたらなぁとか、ドラえもんがいたらなぁなんて、楽することばかり考えていました。
でも今や、喋ったことは文章になるし、それこそ世界中の資料は閲覧できるし、ドラえもんはいないまでもロボットが身近な存在になりました。すごいね。
先日日経新聞に載っていた、「Z会」で有名な増進会出版社さんの記事。
「iPad」を使って子供の理解度に応じて映像で授業を配信したり、大学生が相談に応じたりするなどサービスを充実させているというのです。学年によっては既に紙よりタブレットの受講生が上回り、継続率も高まってきたそうで。
通信教育はまさに通信での教育に
受講料は高校生の場合、講座によって月2,400円~4,000円(別途基本料金が2000円)。紙の講座と料金は同じだそうですが、内容は紙よりも大幅に充実しているとのこと。それはそうですよね。
これだと子どもたちの理解度に応じて受講内容が選択できるから、自分に合ったレベルで自分のペースで学ぶことができます。
添削にはタブレットのカメラを使っていて、郵送で送られてきた解答用紙に解答を書き込んでカメラで撮影しアップロードするだけ。従来解答用紙の郵送から添削されて返却されるのに1週間かかったものが、約3日に縮まったそうです。
これは塾だけでなく学校でも使えることだと思います。
理由あって学校に行けない、学ぶ機会を失ってしまった、本当は学びたいのに・・・そんな子どもたちにとって、こういった技術は救いにもなると思います。学校という「場所」がなくても、学ぶ「機会」はいくらでも創出できると思うのです。
僕たちはちょっと前までノマドスタイルで仕事をしていました。今は、半ノマド的かな?
オフィスという「場所」がなくても、仕事をする「機会」や人との「出会い」もいくらでも創出できます。
場所ももちろん大事ですが、もっと機会を生み出すことを考えてもいいと思っています。
こういった技術が進むと賛否両論出てくるかと思いますが、僕は概ね賛成です。
新しい技術が取り入れられることで失われてしまうコトがあるかもしれません。でもそれが本当に大切なコトであるならば、新たに創出すればいいし、残したいコトならば残す技術を生み出せばいいわけですよね。
このZ会さんのICT化の取り組みでは、「メッセージ機能を使って質問できるようにした」ことで、質問の量は紙の時に比べて7倍に増えた」「生徒が勉強している時間に、何人が学習しているか表示されるようにした」「掲示板で、Z会OBやOGの大学生から勉強の仕方や進路相談などについてアドバイスも受けられるようにした」ことで、タブレットを使った講座のほうが紙よりも継続率が年ベースで10ポイント以上高いという結果が出ているそうです。
誰のために、何のためにその技術を使うのか?
そのコンセプトを明確にすることで、これまでの良さを残しながらも、より役に立つものが生み出せると思います。何に貢献できるのか?ということが大切になるでしょうね。
その意味で「これからの電子書籍の在り方が面白くなりそうだ」・・・そんなことを思った休み明け初日の始まりでした。
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