海外へあなたのビジネスを発信しませんか?
公開日:
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最終更新日:2021/06/22
KDP
みなさんは海外に向けて本を出版したいと思ったことはありませんか?
今や翻訳ツールの性能が向上し、英訳や多言語化も難しくなくなってきました。日本国内だけでなく世界を市場として出版し、ビジネスを加速化させることもまったく夢ではありません。
10年ほど前までは現実離れした話しだったかもしれませんね。2012年10月、Amazonが日本でkindleストアをスタートさせてから、それは遠い話でも夢の話でもなくなりました。kindleストアが開設されてから、amazon.co.jpのストアでもたくさんの電子書籍、いわゆるkindle版がリリースされています。
Kindle Direct Publishingが変えた出版のあり方
Amazonのサービスとして、自分で電子書籍を制作してkindleストアで販売するKindle Direct Publishing(以下KDP)があります。これによりそれまで自費出版や同人誌で本を販売していた人たちも、世界最大のブックプラットフォームでの出版・販売が可能になりました。これまでの常識で考えれば、「出版社→取次→書店」の流れで書籍を販売することが当たり前でした。その常識を覆したのが、KDPです。
もちろん各出版社で編集者がついて制作出版する作品と比べると、素人であるユーザが制作しリリースする作品は見劣りするものが多いですが、しかしながら、徐々に読み応えのある作品も増えてきています。それでも、個人や個人事業主、小規模な企業が出版してベストセラーになったり、ジャンルで1位を獲得するケースは枚挙にいとまがないほどです。
当初KDPではkindle版(電子書籍)の制作販売しかできませんでしたが、現在では紙の本であるペーパーバックを制作・出版できる、プリント・オン・デマンド(以下POD)も充実しています。アメリカのKDPでは、ペーパーバックもKDPの管理画面から自分で簡単に作れます。
電子版とプリント版がシームレスに
KDPでPOD版を制作してアップロードすれば、海外のkindleストアで電子版と合わせて、ペーパーバック版を販売することができます。上製本やカバーをつけることはできませんが、カラーのペーパーバックには対応しています。装丁がデザインできるのも時間の問題だと予想できますね(海外の本で装丁が求められるかどうかは疑問だが)。
さらにPODには、
・印刷費用などの初期費用0
・売れたらその都度印刷・発送するのでランニングコスト0
・決済・発送などの出版後の業務はすべてAmazonが行う
・Amazonで流通することで露出機会を得られる
・読者はAmazonの便利なサービスを利用できる
といったメリットがあります。前述した装丁のことや、Amazonによる印刷費用負担のため最低希望小売価格の設定が若干高いというデメリットもありますが、それを上回るだけの価値がありますね。日本ではまだ取次を通しての販売ですが、アメリカKDP同様、自分でPOD版を制作し販売できるようになる日はそう遠くはないでしょう。まだまだ紙の書籍を好む日本において、この機能がKDPに備わることは、出版界においてかなり衝撃ですね。
とはいえ、実はKDPは、登録するのがちょっと手間がかかります。著者情報や支払い口座情報などは、比較的簡単にクリアしていけると思いますが、源泉徴収率などの税務情報の登録が若干厄介なところもあります。私が登録した頃(4、5年前)は書面をアメリカのAmazon社に郵送しなくてはならなかったですが、今は電子署名でOK。登録方法はウェブ上にたくさん出ているので、「KDP登録」で検索してみて下さいね。
日本のKDPに登録しても、アメリカのKDP(kdp.amazon.com)へのログインはできないため、海外でPOD版を販売することはできません。その場合、さらにアメリカのKDPにも利用登録をする必要があります。当然のことながらすべて英語なので、翻訳ツールを活用しながら登録することをおすすめします。私たちのアカウントでも出版可能ですので、興味のある方は是非お問い合わせください。
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