SNSからモノを買う時代に大切な2つのこと
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SNSの活用
SNS上で決済が可能になる
Instagramが女性に大人気ですね。特に30代女性の利用割合がとても高い。
みなさんはInstagramやっていますか?ビジネスアカウントで投稿している方もきっといらっしゃるでしょうね。
ご存知の方も多いと思いますが、Instagramは画像で商品を紹介して、そこから購入ページへ誘導することができます。写真を見ていいなと思ったら、いいねを押すだけでなく購買行動に移ることができる。言ってみれば商品カタログのようなものです。
トレンダーズが20~40代の女性Instagramユーザー500名を対象に、「女性のInstagram活用」の実態調査を行ったところ、投稿された食べ物や飲み物の閲覧きっかけで、約4割の女性が購入した経験があると回答しています。そんな状況を受けて、インスタグラムを傘下に持つ米FacebookはFacebookやInstagram上のオンラインストアを簡単に開設できる新機能「Facebook Shops」の提供を開始したと発表しました。なんと、ユーザーは企業のFacebookページやInstagramプロフィールから買い物ができるようになるんです。これって結構画期的なことですよ。購入するページへの移動ではなく、FacebookページやInstagram上で買い物ができるようになります。まさに商品はSNSで買う時代到来です。
ポイントは既存客をどれだけ作れるか
そうなると、重要になることが2つ。
1つめは写真とキャプションです。
前出の調査で、「インスタグラムの魅力は?」という問いに対し、81%の女性が「素敵な写真を閲覧できるから」と回答しました。続いて「流行を知ることができる」が45%です。写真がものすごく大事だということが分かります。以前は、何か欲しいものがあると、雑誌を買って探したり、百貨店やショッピングセンターに見に行ったりしませんでしたか?それが今では「手軽に」「無料で」素敵な写真が山のように見られるんです。さらに動画で実際に使っているところや、サイズ感、容量、コーディネートなども見ることができる。さらに、そこからシームレスに購入ページへ移動できる。今後はその移動すらも無くして、SNSのアプリ上で決済までできるようにしようって言うんだから、なんて便利なんでしょ。
写真で魅了した後は、やはり文章での説明が必要です。写真だけ見て買う人はそうそういないので、必要情報を詳しく分かりやすく載せなくてはいけませんね。かと言って、説明書のようになると物欲が減退してしまうので、欲しい!と思ってもらえるようなコピーが必要になります。
2つめに重要なことは、いかに繋がりを作っておくか。
物販をしていない場合、特に購入者を集める必要性もないだろうと思うかもしれません。でも、今後SNSはモノを購入する際のメインプラットフォームになるとともに、仕事の受発注や就職、転職時の窓口的役割を果たすようになると思います。すでにお仕事のやりとりはSNSでやっていませんか?ですので、個人的な楽しみというだけでなく、これからは否が応でも仕事でも活用する必要が出てくるのです。
そこで、大切なのが人との繋がり。繋がりと言ってもフォローしている、フォロワーがいる、友だちになっているという繋がりではありません。その人たちといかに絡んでいるか?どれだけ接触しているかがカギになります。どんなにたくさんのフォロワーがいても、自分が投稿した内容を見てくれなければ、直接語りかけることが出来なければ、ほとんど意味をなしません。ですので、どれだけ交流出来ているかを常に考えることが大切ですね。
家、車、アクセサリー、本、保険、旅行など、どんなものを売るにしても、SNSは欠かせないものです。あとは、商品やサービスの良さをどれだけわかりやすく伝えるか、そしてその伝える相手が予めどれだけいるか。SNSからモノを買う時代の本格的な到来を前に、しっかり準備しておきたいですね。
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