本屋で活躍する小さなお手伝いさん
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書店
ロボットが本屋さんでお手伝い
自粛が続き、書店や図書館にふらりと本を見に行くというのも難しい状況です。自宅で蔵書を読んだり、音楽を聴いたり、掃除や料理などを楽しんでいる人も多いでしょうかね。今やいろいろなデバイスがあって、あらゆるものがインターネットに繋がっていて、楽しみ方もひと昔前とは様変わりしました。本は電子書籍アプリを使ってタブレットで読んだり、スマートスピーカーで好みの音楽をチョイスして聴いたり、掃除はルンバかな?自宅にネット環境が整っていれば(スマホを持っていれば)ネットサーフィンをして時間を潰すこともできますね。しかし、やっぱり外に出て体を動かしたり、買い物やイベントなどにも出かけたいというのが本心ですよね。
新型コロナウイルスが収束したら、是非ともこんなロボットを導入してほしいな。
書店でのロボットヘルパーと呼ばれるネイバー・ラボ(Naver Lab)の「AROUND B」。AROUND Bは車輪付きのコンパクトロボット。お客さんが書店に入って本を見始めると、AROUND Bがお客さんを案内し、選んだ本を持って閲覧コーナーまで誘導してくれる。本を読んで買いたいと思ったら、会計までAROUND Bが運んでくれます。購入されなかった本は収集場所までAROUND Bが集めて、従業員が簡単に本を集めてそれぞれのセクションに戻すことができます。
コンパクトロボット大活躍時代が来るか?
従業員の手間暇を省き、顧客の本選びのサポートをしてくれるAROUND B。大型店だと商品を検索する端末が置いてあったりしますよね。棚の場所まで表示してくれますが、最終的には自分で棚を探す必要があります。意外とその場所になかったりすることも。あの端末の代わりにこういったロボットが誘導するか、もしくは運んできてくれるとありがたいですね。あとは、個人にアカウントを発行し、趣味嗜好を予め登録しておけば、それまでの購入履歴などと照合してロボットが商品をレコメンドしてくれるなんてのも素敵だと思う。アマゾンストアのレコメンドをリアル書店で行うイメージですね。
このサイズ感だと大型書店や図書館でないと実現性は低いのかなと思いますが、ロボットと一緒に本を選ぶというのは結構楽しいかもしれない。
外出自粛が延長され、全国に緊急事態宣言が発令された日本。世界を見れば日本以上に危機的状況にある国がたくさんあります。健康被害が懸念され、導入に慎重論が出ている5Gですが、外出規制の中在宅での仕事や学習が拡大することで、早期にエリアを広げることも検討されていると言います。5Gによりますます進むであろうIoT時代。新型コロナウイルス収束後、もしかするとコンパクトロボットが様々な場所で活躍する場面を目にするかもしれない。
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