変わるコンテンツの楽しみ方 コンビニの書籍販売の未来は?
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電子書籍
コンビニにおける書籍コーナーの役割
今年2月、セブンイレブン南上小阪店のオーナーが、営業時間を24時間から19時間に短縮したことで、本部からフランチャイズ(以下FC)契約違反を理由に1700万円の請求とFC解約を求められた件から、もう8ヶ月が経つ。あれからコンビニの24時間営業については、メディアでも大きく報じられて、SNSでも話題になっていましたね。違約金についてはFCの契約書にも記載されているため、本部としては、この請求はある意味当然のこと。ただ、現実的には人手不足に悩む店舗のオーナーが長時間労働を強いられたり、バイトに任せて休憩を取ろうものなら、深夜にバイトテロなんか起こされて営業停止になったりと、たくさんの闇を抱えている。
そもそもコンビニが24時間開いている必要性があるのか?とも思うけど、それが意外にお客さんが入るとも聞くし、24時間開けておかないといけない契約の事情もあるようだし、ここは深掘りしないと実態が見えてこないな。かくいう自分も学生時代のバイトの後や、営業マン時代商談して帰宅する途中など、散々深夜のコンビニにはお世話になった。結構助けられたこともあったので、深夜営業や24時間をやめろ!と声高に叫ぶ立場でもない。しかしながら、20年前と今では事情が違う。コンビニの店舗数や働き手の数、扱っている商品数、コンビニが担う業務の数も桁違いだ。いまやファミレスやコーヒーショップの役割も担っている。競合となる業種が爆発的に増えているのだ。
15年ほど前には、コンビニは書店の競合となる時代でもあった。コンビニの各店舗で、雑誌や書籍コーナーが駐車場や道路に面したエリアに置かれ、ガラス張りで外からよく見えるそのスペースは、立ち読み客で溢れていた。利用客がたくさんいるように見せる戦略だったわけだけど、最近ではあまり立ち読みしたり本を買っている人を見かけない気がする。あくまでも私感だけど。
コンビニで本は売れているのか?
コンビニでどのくらい本が売れているのだろうと思い調べてみると、ここ10年ほどで約7割減となっています。
今や近所のコンビニよりもアマゾンなのでしょうか?あるいは、スマホの急速な普及によって、興味の矛先がネットメディアやニュースアプリなど移って行ったからなのか?いずれにしても、コンビニでの雑誌・書籍は、収益を見込める商品ではなくなってしまったということですね。配本されてきた雑誌をラックに並べるのも、撤去するのも、コンビニで働く人たちの仕事ですよね?これも結構大変な仕事でしょ。立ち読み用サンプル電子書籍が見られるQRを表示しておいて、スマホで撮って読んでもらい、欲しかったらフルバージョンの電子書籍を買うって方式にしておけば、仕事が楽になりそうだなぁなんて思います。
雑誌はやっぱり紙の本でしょって声も聞きますが、電子雑誌の市場もどんどん拡大していますよね。電子版ならリンクから飛んで雑貨とか服、靴もネット購入することができます。服や靴はやっぱり試着しないと、、、という声もありましたが、今やサイズや好みに合わなければ返品できる時代。さらに自分がその服を着た時の画像がARやVRを使って見られる時代。
あらゆる情報がウェブ上に集まり、あらゆるモノがネットに繋がり、さらに間もなく5Gが訪れる中で、コンビニも書籍販売も時代に合わせた売り方、作り方が必要になっていくでしょうね。
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