企業出版で自社ブランディングを
インターネット上に膨大な量の情報が溢れている昨今、みなさんも日々あらゆる情報のシャワーを浴びているのではないだろうか?ただ、その情報は一過性のものだったり、中途半端なものだったり、信頼性が担保されているかどうか微妙なものが多かったりしないだろうか。そういった情報社会の中で重要になってくるのは、どれだけ信頼度の高い情報が得られるかだと思う。信頼性の高い情報の一つとして「本」がある。本は、読者が求める情報が詰まったコンテンツだ。
本を出すことが自社ブランディングにつながる
これまでも本を出すことで、会社の考えや理念を広く知ってもらい、ファンとなる顧客を増やす試みがされてきた。いわゆる「ブックブランディング」だ。あの日本を代表する経営者である松下幸之助氏や、コンサルタントの船井幸雄氏も数々の著書を出し、その想いを伝えてきた。企業出版は、ただ顧客を増やすためだけでなく、自社の社員やその家族にまで、経営者の考えを伝える貴重なツールでもある。近年この「企業出版」に改めて注目する経営者が増えている。
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松下幸之助氏(wikipediaより)
みなさん「本を出している」と聞くと、その人に対して「すごい」というイメージを持たないだろうか?
日本人の「本」に対するイメージ、日本における「本」のステータスというのは極めて高い。本を出しているというだけで、少しその人のイメージもアップする。企業出版のひとつの狙いは、まさにここにある。本を出しているというと、読者からすれば「専門家」であり「プロフェッショナル」であり、そして「先生」という立場にもなりうる。それにより著者自身への信頼感を高め、著者の企業の理念や自社商品、サービスを本の中で伝えることで、競合他社と圧倒的に差別化をすることができる。そうして企業のブランディング化を達成していく。
このようなことからも、企業出版の主目的は本の売り上げではない。言い切るべきではないかもしれないが、少なくとも作品をベストセラーにして印税生活を目論む経営者はほとんどいないだろう。たくさん読まれるに越したことはないが、目的はやはり自社を信頼してくれる顧客・ファンを作ることだ。その意味で、出版社が企画・編集・出版し、書籍の販売数によって利益を創出していく商業出版とは異なる。そのため、出版にかかる費用については企業側(著者側)が負担することがほとんどだ。
電子書籍を活用しコストを抑える
では、莫大な費用負担が必要なのかと言えばそうではない。印刷製本し書店流通を基本とする場合、それだけでも相当な費用がかかる。もちろんそれは著者負担だ。しかし電子書籍を活用することで、その費用はだいぶ軽減される。もちろん電子だけで出版するわけではない。一冊から注文し、印刷された本が届くプリントオンデマンド方式により、紙の本を購入することも可能だ。もちろん、必要な部数を50冊や100冊の単位で製本することも出来る。また電子書籍であればウェブとの連動により、イベントやセミナーなどへの集客が容易だ。
企業出版を請け負う出版社側は、制作・出版のほかにもプロモーションも行う。プロモーションについて言えば、莫大な費用をかけてマスメディアで広告を出すより、SNSを使った拡散やターゲットを絞った販促活動の方が費用対効果が高い。SNS時代においては、一度拡散が始まると加速的に広まっていく傾向がある。また、コアなファンがつきやすいという特性もあるだろう。
企業出版のメリットとして
・お客様や取引先からの信用・信頼が高まる
・新たな顧客との出会いにつながる
・講演や研修の依頼が入る
・イベントへの集客ができる
・会社の理念や社長の考えに共感する人材を集めることができる
・企業のブランディング化ができ、他者との差別化につながる
このように企業出版を行うことで、企業にもそして著者自身にも多くのメリットが生まれる。企業出版は、ウェブサイトやブログ、SNSでは伝えきれない企業や経営者のメッセージを、本を通して多くの読者に届け、そして蓄積情報として後年まで残すことができるのだ。
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