視野を広く持とうとすることが大事
ちょっとした動きでも敏感に反応するスズメ。彼らの視野はどのくらい広いのかな。
今日は5月19日。
晴天です。清々しい五月晴れ、と言いたいところだけど、猛烈に暑い、、、。初夏って言葉はもう使えなくなりそうですね。そんな異常な暑さの最中、明日は子どもの小学校で運動会が開催されます。僕の役割は、お弁当のおむすびをむすぶこと、そして早朝の場所取り、あとは八の字縄跳びを飛ぶこと。何が苦痛って、縄跳びです。確実に引っかかる自信だけはあります(汗)
最近は、自転車通勤、農作業、組体操練習のお付き合いをしているので、足の筋力は問題ないと思いますが、タイミングよね縄跳びって。そこが些か衰えている自分が怖い。みんなの足を引っ張らないように頑張らねば、、、。
うちの子どもは転校生で、今年の4月に今の小学校に転入しました。
最初は警戒していたけど、1ヶ月が経過して、みんなと運動会の練習などしているうちに、すっかりクラスの仲間とも親しくなり、〇〇ちゃんがこんなこと言ってた、△△ちゃんには短距離では勝てないetc、etc、、、と毎日楽しそうに話すようになりました。子どもたちの順応性はすごいですね。毎日学校に行って、友達に会って、遊んで、勉強して、給食食べて、本を読んで、そんな当たり前の生活が繰り返されることに感謝しないとね。
偏向報道に惑わされず、別視点でも情報を見てほしいと語るシリア代理大使
今春からスタートしたシリア大使へのインタビューも、あと一回を残すのみとなりました。これまでの3回のインタビューで、本当に様々なお話を伺いました。戦乱の発端、テロリストがいかにして生まれたか、欧米諸国の思惑、そして大使の考えるシリアの未来と日本との関係。なかなか日本のメディアでは放送されないことばかりです。一刻も早く本にまとめて、世界に向けて発信しないと。とても重要なミッションをいただきました。
大使のインタビューでは、政治的なこと、経済的なことが多かったのですが、僕が気になっているのは、シリアの一般市民の現状と、子どもたちのこと。
様々数字が出ているシリアの国内外難民・避難民の数。この記事では、その数は1100万人を数え、隣国ヨルダンでは65万6400人が避難生活をしていると伝えています。
「学校で勉強させて!」シリア難民の子どもたちの叫び
https://dot.asahi.com/aera/2017050100068.html
避難民のうち、23万6304人が公立学校に在学すべき年齢の子どもたちだが、いまだ9万人を超える子どもたちが教育を受けられない状況にあるといいます。この子どもたちにも、学校に通って、友達と遊んで、勉強するという当たり前の日常があったでしょう。それが、ある日突然戦闘機に空爆され、家が壊され、街が破壊され、行き場を失い、家族を失い、当たり前だった明日を迎えられなくなったわけです。そう思うと、胸が詰まります。
仮に学校に通えるようになったとしても、以前のようにはいかないでしょう。心に負ってしまった傷を癒すのにどれだけの時間を要するか。大人たちの喧嘩、利権争いで犠牲になるのは子どもたちです。今回のような経験をした子どもたちが、一体どんな大人へ道のりを歩むのか。人を信じられるのか?海外の国々を憎むことはないのか?心から笑うことはできるのか?
日本人は、シリア政府のみならず、市民レベルのみなさんからも、大きな期待を向けられているそうです。それは、インフラの再構築や、産業の復興、医療、教育など、様々な分野で求められています。僕たちはその中で、今回の戦乱がなぜ起こったのか、なぜシリアはここまで破壊されたのか、誰が何のために、、、そういった事実を本として残し、世界中の人々とシリアの未来を担う子どもたちに伝えていく必要があると思っています。そして次世代の若者たちが、互いに憎しみ合うことなく、相互理解が深められるきっかけを創っておかなければならないと思うのです。
日本の子どもたちとシリアの子どもたちが、お互い尊重しあえる未来のために。
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