ボールはともだち。人々もともだち。
「キャプテン翼」
小学生の時にもっとも燃えた漫画です。
僕がサッカーに目覚め、サッカー大好き少年になったのはキャプテン翼の影響が大きいです。アクロバティックなオーバーヘッドシュートや、ドライブシュート、タイガーショット、イーグルショットなど、マンガならではの夢のような技に憧れて、真似したものです。
主人公の大空翼は、1歳の時トラックにはねられるも、サッカーボールがクッション代わりとなり奇跡的に無傷で助かったことで、「ボールは友だち」になりました。転校生として南葛小学校に来た時にも、最初はひとりぼっちだったのものの、「ボールは友だち」精神でサッカーを愛し、サッカーを通じて仲間をつくっていく。ボール1つあれば、すぐにプレイできて、いつの間にか周り仲間が増えていく。キャプテン翼では、そんなサッカーの醍醐味も伝えています。すごく夢のあるマンガだったなぁ
シリア難民の子供達たちに夢を
BBC NEWS JAPANにこんな記事が紹介されいていました。
『シリア難民の子供たちに夢を「キャプテン翼」がもたらす希望』
凄惨な東京で学ぶシリア人学生カッスーマー・ウバーダさん。凄惨な状況が続くシリアで、「少しだけでも希望を与えて、そう、夢を持っていいんだと信じられるようにしてあげたい」という想いで、日本のマンガをアラビア語に翻訳している。そしてカッスーマーさんが翻訳した「キャプテン翼」シリーズの多くが、支援団体に寄付され、欧州や中東にいるシリア難民の子供たちに手渡されているそう。
政治的、経済的な要素が強いシリアの騒乱において、たくさんの子どもたちの無垢な命が犠牲になっている。命を落とさないまでも、祖国を追われる者、日々の空爆やテロに怯える者、理由もわからずそれまでの生活を奪われた子どもたちがたくさんいます。そして世界の目は、「シリア=怖い国」になってしまっている。(これも情報操作によるものが大きい)そんな子どもたちに、キャプテン翼は夢と希望を与えてくれるのではないでしょうか?
日本が、日本人ができること
昨日、シリアのワリフ・ハラヴィ代理大使への三回目のインタビューを終えました。
一回目、二回目も、これまで知りえなかったシリア騒乱の真実、起因される歴史的背景、シリアを取り巻く各国の思惑、そして日本への期待など、たくさんのお話を伺いました。三回目となる今回は、過去の二回にも増して、日本のメディアでは報道されることのない、事実をお聴きすることができました。ここではまだ詳細に触れませんが、これまでと違ったのは、シリアの現状が好転してきているということ。ロシア、中国、イランの力は大きい。このまま事態が沈静化されることを願うばかりです。
僕は今回インタビューの機会をいただくまで、シリアに関してそんなに詳しく知りませんでした。日本のメディアが伝えるニュースや、ニュースサイトにアップされる情報程度だったのです。しかし、それはシリアを「悪」にしたい側の発信する情報がほとんどで、かなりバイアスがかかったものだったと実感しました。情報が溢れかえる昨今です。一つの面だけ見て判断することの危険性を、改めて考えさせられました。
今回作るシリア代理大使のインタビュー本を通して、シリア騒乱を多面的に見られるようにしたいと思っています。そして、その本を通じて本当のシリアを知ってもらい、日本人としてできることを考えるきっかけにしたいですね。日本には世界に誇る様々な先進技術、ノウハウ、そしてキャプテン翼のような夢と希望と笑いを届けるコンテンツがたくさんあります。さらに、志と愛を持った日本人がたくさんいます。
日本人の力で、シリアの復興を成し遂げていきましょう。僕たちがその先陣を切っていこう。
子どもたちが、誤解なくお互いをリスペクトし、手を取り合える世界を目指して。
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