志と想いを世界へ届けよう!
先日、一般社団法人エシカル協会主催の「エシカルコミュニティ新年会」にてプレゼンをさせてもらいました。
「エシカルファッション」や「エシカル消費」といった具合に、最近エシカルという言葉がよく聞かれるようになってきたかと思います。そもそもエシカルには「倫理的」という意味があり、人種や民族を問わず、多くの人たちが「正しい」と認識している社会的な規範のことを言うんですね。児童労働や強制労働のない生産地で生産されたコーヒーや、持続可能な漁場のみで漁獲された魚など、生産地はもとよりどのように生産され、環境等への影響を配慮した商品を買うことがエシカル消費です。
エシカル協会は、モノを作る人、売る人、買う人それぞれがエシカルな考え方に基づいて行動できるシステムづくりを構築していくこと、また、エシカルな考え方を世に広め、それを実践することが世の中にとって素晴らしい結果を産みだすことを目指しているんです。
そんなエシカル協会のイベントで僕がプレゼンしたこと、それは電子絵本の出版です。
エシカルと電子絵本って?と思うかもしれませんが、大事なのは絵本の中身の方でして、今回の電子絵本は画家のAKIさんの絵本なんですね。AKIさんは、スペイン国立「バルセロナ海洋博物館」にて「マザーフォレスト」を発表、「金賞」「日本スペイン交流親善名誉作家」受賞、日本・ギリシャ修好110周年記念展覧会にて「歴史」を発表、「特別審査委員賞」受賞。2010年、若干23歳にして、知的障がい者の大学ゲスト講師として日本で初めて教壇(武蔵野美術大学)に立ったこともある方です。
彼との出会いは、エシカル協会でのライブペイント。ライブペイントは、イベント開催中にインスピレーションで絵を描きあげるというもの。その時に描いていたのは、『シマフクロウと一輪の花』という作品。
彼の作品のほとんどが動物。人間が大嫌いで動物以外の絵は描かないそう。(たまに大仏とかは書く)
そんな彼がイベントで発した言葉がある。
「地球に生きているのは人間だけではないです。人類の歴史より長く生きてきた動物や生き物を大切にして、彼らから学ぶことがエシカルだと思います。」
まさにその通りだと思ったんです。単純な事だけど、なかなか出来ない事。彼の中にはこんなメッセージがたくさん眠っているらしい。そう聞いてボクはそのメッセージを絵と一緒に発信したいと思いました。それも世界に向けて。ちょうどそんなことを考えている時、父親の木下氏から、「AKIの絵を世界に発信したい」と連絡をもらい、AKIの絵本プロジェクトがスタートしました。この日は、エシカル協会発のプロジェクトを、参加者のみなさんに発表したんです。
発表の際に、ボクたちの電子書籍事業「オモイカネプロジェクト」のことにも触れたところ、発表後に多くの方から声をかけて頂きました。やっぱりね、この会にも志を高く持って活動をしている人たちがいっぱいいました。
みんな本を作ってみたいと思い、世界に知ってもらいたいと思っているんですね。今の社会を憂い、何かを変えなければいけないと、行動を起こしている人がほとんど。全員の本を作ってもいいくらい。と思っていたら、エシカル協会に集まる人たちの本を作ろうか?といった話にもなってきています。それも学生を中心に。
最近は本当に人の縁に恵まれていると思うんです。志高く、想いが強い人たちが集まる場所に吸い寄せられている気がします。きっと、その想いを世界に発信し、後世に残していけと言われているんだと思う。そして、経世済民を実現しろと。
自叙伝、実用書、ドキュメンタリー、教材、絵本、写真集などなど、志と想いがあって、「気づき」「勇気」「笑顔」を提供できる本なら、ぜひボクたちに出版させて下さい。世界へ届けるお手伝いをします!
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