カタログの電子化は軽くなるだけじゃない
リフォームを検討しています。
我が家は築60年ほどの母屋と、築40年ほどの離れと、築30年ほどの増築部で構成された、ダックスフンドみたいな平屋の家です。ボクの部屋はありがたいことに最も東の南側にありましてね、日当たり風通しも良く贅沢な場所なのです。現在は仕事部屋として使っていますが、日中は心地よくて眠りそうになるので、窓を開けている次第です。そんな素敵な環境なんですが、残念なことにトイレが遠いのです。トイレの場所はというと、最も西の北側、つまりボクの部屋とは真逆のところにあります。日本とブラジルの関係。ん?まあいいや。
そんなわけで、冬の夜中にもよおすとちょっと大変。なるべく起きたくないので、お酒は飲んでいません。
以前から考えていたけど、今回いろいろあってリフォームを検討することになりましてね、参考までに施工例を見て回ったりしているのです。(総合住宅展示場は行きません。おっきくて参考にならないのでね。)完成現場や実際に住んでいるお宅などに伺って、あったかさなどチェックしています。
で、先日とある工務店の現場におじゃました際に、カタログをいっぱいもらったんですね。何を隠そう(隠すことはないけど)ボクも昔は住宅展示場で営業マンをしていました。その時にお客さんにカタログを渡していたんですが、自分がもらう側になると、結構重くて嵩張って困っちゃうんですよね。で、その会社で建てても建てなくても、ずっととっておくものでもないし。あ、これ家電量販店も家具やインテリアのお店も一緒。
電子版があればいいのになぁと思って、「これ電子版とかにしないんですか?」って聞いたら、それはウェブサイトでみたいな話になって、それ以上話すのはやめました。
リフォーム産業新聞の記事で、こんなのがありました。
デジタルベリー、「デジタルカタログ利用調査」
http://www.reform-online.jp/news/reform-shop/10267.php
デジタルベリー(埼玉県さいたま市)が2015年12月15日~2015年12月18日に、10代~70代の男女300人に実施した調査によると、電子カタログの存在を知るユーザーが7割を超えているということです。さらにプロの利用者(何のプロだろ?)に「満足点」を聞いたら、
・持ち運びが楽
・保管場所に場所を取らない
・画像の切り抜きやコピーなどがしやすい
といった満足店があるってことなんですね。
逆に不満点は、
・メーカーによって操作感が違う
・見たいページになかなかたどり着けない
・ネットで探すのが面倒くさい
といったことがあるそうで。
なるほど、まあそうですよねという感じ。
まず、不満点については操作感も、ユーザビリティもどんどん向上するだろうから心配ないでしょうね。ただ、ボクとしては満足点が不満。もうこのあたりはフツーかなと思う。サービス業が自社のウリを顧客満足ろ謳うくらい当たり前じゃないかと思うんですね。かくいうボクも嵩張ることに不満を感じていたわけですけど、今の電子書籍閲覧アプリならもっといろんな可能性があるんです。
例えば、カタログの中に簡単な説明の音声を入れることも出来るし、施工例の写真を別の角度から見ることも。もし、その会社のイベント情報を載せておけば、申し込みだって出来ますよ。よく、「家づくりの相談セミナー」とかありますよね?
カタログを電子書籍にするのが、持ち運びやすさや保管のしやすさのためだったら、ちょっと勿体無い。もっと会社にとってもユーザーさんにとってもメリットがたくさんあります。もちろん住宅会社のみならず、それはカタログを使う様々な業界でも言えることです。車のディーラーや結婚式の引き出物カタログとかね。
カタログを届けるということで、お客さんとの接点や営業の機会も創出出来るかもしれないですが、お客さんにとって便利かどうかを考える必要もあるかなと思います。わざわざ持っていかなくても、電子カタログを使ってお客さんとの関係を築けると思いますしね。
うちの電子書籍閲覧アプリがリリースになったら、あの工務店さんにも話してみようかな。
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