なぜ電子書籍なのか、なぜ出版なのか②
なかなか物事が進まないと気持ちが落ち込んでしまいがちですが、それでもその時間が新しいアイデアを生み出すこともありますね。
ボクたちの電子書籍事業はまさにそれで、それまでは機能を中心に考えてきましたが、時間の経過とともに事業自体の在り方を追求するようになりました。
この事業はそもそも何のためなにやるのか?
事業開始の時の目的としては、様々な人たちの知識やノウハウ、そして想いを本にして、後世の人たちに残していくということがありました。これは今も変わっていません。インターネットが普及して、誰でも情報発信が出来るようになり、ウェブ上に残すことは出来るようになりました。でも、ウェブ上の情報って流れていくものなんですよね。だから敢えて本という形にまとめて残す。ちょっと調べたければネットを開けばいい。まとまったものを深く見たければ本がいいのではないかと思うんです。実際ボクもそうしているし。
ただ、紙の本を出版するのって難しいですよね。まず出版社さんが売れると思ってくれないと、なかなか出版には至りません。自費出版という手もあるけど、印刷費や流通コストが馬鹿にならない。だから想いや作品がある人も諦めてしまいがちです。
そこでボクたちが注目したのが電子書籍です。ただ、電子書籍も制作するためのアプリが色々あり、規格も統一されておらず、ボクたち自身も苦労しました。でも電子書籍を使うことで、必ず自分たちの目的が達成できると思ったんです。それから誰でも簡単に電子書籍データが制作できるアプリケーションの開発を行い、閲覧するためのスマートフォンアプリの開発に入りました。もうすぐアプリもリリースになります。
今ボクたちが考えている事業の目的は、このアプリをツールにして、想いや考え、知識や経験を電子書籍という形で世界の人たちに発信し、共有するということです。国内のみならず、世界中であなたの本を待っている人がいるかもしれない。もしかしたら50年後、100年後の未来、アフリカの少年があなたの本で知識を得ることができるかもしれない。電子書籍ならそんなことが可能なんです。
今、ボクたちの事業収益の一部は、主に国際協力NGOの皆さんに寄付させて頂き、途上国の教育支援、人道支援に活用してもらっています。あなたが本を書いて出版することが、ミャンマーの子どもが読む絵本になる。あなたが電子書籍をかうことで、人身売買されるカンボジアの子どもを救うことができる。今は間接的な関わりですが、いずれボクたちも直接的な支援活動を行なっていきます。
本の力で世界中の課題を解決する。
ボクたちが電子書籍事業を行う目的は、今そこに向かって歩みだしています。
どうかみなさんの力も貸して下さい。一緒に課題解決をしていきましょう!
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