ボンジュール!これからは絵本もフランス語で
今日はちょっとニュースネタを。
アメリカAmazon社が現地時間11月2日、幼児向け読書教育アプリ「Amazon Rapids」をリリースしたと、米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」が報じています。
Amazon Rapids(https://rapids.amazon.com)
この「Amazon Rapids」とやらは、幼児向けのサービスで、児童書の読書を推進させるためのものとのこと。児童書ということで書籍なんだけど、登場するキャラクターたちがチャット画面で会話をするのを読んでいく形式となっています。
こんな感じですね。日本からはダウンロードできないからスクショで。ん?スクショはいいんだよね?
こういうのって電子の良さだと思うんだなぁ。もうある意味書籍じゃないものね。かといって動画でもないし。このあたりが電子書籍を活用するためのヒントなのかもしれない。分からない英単語をタップすると、音声で意味を説明する単語辞書機能も搭載しているらしいです。これも電子らしいところ。どうもチャット形式で読み進める電子書籍アプリは今までにも存在してたみたいだけど、Amazonが提供するのは幼児向け。幼児向けの学習に適していると判断したのでしょうね。費用は月額サブスクリプション制で2.99ドル/月。
そういえば、僕がtwitterでフォローしている学研の絵本さんも面白いアプリ出してますよ。「がっけんのえほんやさん」というアプリで、その名の通り絵本のアプリなんですが、中の絵が動くんです。当然読み聞かせも付いていて、日本語も英語も中にはフランス語に対応しているものもある。すごいな今の子どもたち…。フランス語って大学で専攻するまで見たこともなかったなぁ。
がっけんのえほんやさん
僕、ブログで結構学研さんのことを書いてるけど、別にステマしているわけじゃありません(笑)。同じ電子書籍事業をしているけど、学研さんの方が先輩だしね。やっていることが面白い。twitterでは頑張って電子書籍を広めていきましょう!ってメッセージやりとりしているくらいで。同じ事業をやっているとみんな競合みたいに言うこと多いけど、そんなことないですよね。結局誰のために事業をしているかって言ったら、お客さんのためであって、社会のためであるわけで。いいものはどんどん伸ばしていきたいと思う。
打倒〇〇とかやめて、電子書籍の未来をみんなで考えていきましょうよ。
がっけんのえほんやさんは無料のものもあるから、まずはお試しで見てみてください。そして僕たちのアプリがリリースされたら、そっちも是非!12月にはリリースされますよ〜。
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