日本のニュースはiPhone7一色だけど
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先日iPhone7の発売が発表されました。
日本語版iPhone7では、FeliCaチップを特別に搭載することで、日本国内でのApplePayを利用可能にしていますね。
今回は、ついにおサイフケータイになった!ってことで、日本市場は大騒ぎです。
ニュースを見ていても、インタビューを受けた街の人が「これでやっとiPhoneにできます」とか「ここまで待っていてよかった 」などと答えていました。
ただ、日本で購入したiPhoneを海外のApple Payの支払いに使うことはできないし、海外でiPhone7を買った人が日本国内のSuicaのサービスを利用することはできないようで、また日本のガラパゴス化が進むのではないかと懸念しています。
まあそれはそれでいいのですが、日本がガラパゴスになるのではなく、世界のスタンダードになるようにしたいですね。
世界のスマホOS、機種のシェア状況に目を向けると、日本とアメリカ、オーストラリアなどの一部の国を除いて、圧倒的にAndroidなんですね。当然Appleの力の入れようにもよるわけですが。
日本ではiOS:Androidが約7:3なのに対して、アジアだけ見ても台湾、韓国、シンガポール、中国などで比率がまったく逆になっています。ヨーロッパ、一部のアフリカの国々も同様です。
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これを見る限り自社のアプリやサービスを世界に向けて発信するとしたら、断然Android仕様が必要になるかと思います。
さらに多機能、高品質のiPhoneがもてはやされる日本とは反対に、世界ではシンプルで低価格の端末が次々と発表されています。例えば今はMicrosoftとなってしまったフィンランドのNOKIAが販売している「Asha 501」。新興市場向けに100ドル程度の金額で売られています。
コンパクトでカラフルなボディで、重さも98グラムと軽量。2Gのみということや、言語対応に関しても問題はありますが、最低価格帯のスマートフォンとして注目です。厳密に言うとガラケーなんでしょうけどね。
インドや中東、アフリカなどにも今後広まっていくよう、これから楽しみです。
今後、画面のサイズやアプリへの対応なども進んでいき、近い将来には世界のほとんどの人がスマホを保有し情報を得たり、本を読んだり、ゲームをしたりするようになるでしょうね。
こうした端末が世界の教育における課題を解決していくのではないかと思っています。
そこに僕たちのサービスやアプリが役立てるように、先を見据えた開発を進めていかなければ。
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