電子書籍は広がるか? 温故知新から見る。
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最終更新日:2017/02/07
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酒蔵見学のときの写真
先日千葉県の酒フェスティバルにいってきたけど、凄く楽しかったんですね。
まず自分自身でいうと普段はビールや焼酎でたまにワイン。そこに日本酒が来ることは
なかったんですが、改めて日本酒はいいな~と思いましたね。
もちろん、純粋に楽しむ意味でもです。
日本酒も昔からありますが何か新しいものとの組み合わせが必要な時期ではないかな・・と
思ったわけですが、海外でも非常に評判がいい。もう一つ需要を生み出すのは
何かと組み合わせることが必要なのかと思います。
電子書籍はどうでしょうか?
うちでも電子書籍のシステムを開発しているわけだけど、一つ電子書籍で思ったことは
昔から本はあった。そこにIT・WEBの技術を入れて本というものを新しい形(電子書籍)として
スタートはしているものの、まだまだというのは現状だと思う。
僕達はこの電子書籍というのは新しい本の形というか仕組みになると考えてます。
昔からあるというのは、お酒でも、本でも同じですけどね。
というのは人類がずっと読み親しんできた本。最近ではネットにおされて絶版になったり
売上げでも、年々縮小傾向が市場全体でも続いている。
例えば、印税 本による売上げですね。
これも、今までは著者があって出版社があって取り次ぎや問屋とか色々なルートがあって
販売させる。で、著者には10パーセント前後の印税というのがある意味決まっている形だった。
電子書籍では、例えば高名な著者が電子書籍でしか販売しないとか(例えば、村上龍さんとかね)
したらどうなるかというと、多少の経費はあるにしても
取次とか中間業者もいなくて、印税が70~80%になってしまうことも十分ありえる話です。
実際イギリスやアメリカでは、そのような著者が沢山表れてきています。
そんなを商流の革命を電子書籍は出来る
またそれだけではなくて電子ならではの強みで、例えば音楽を入れたり動画を組み込んだり
更には読み上げも出来る。
また、例えば商品を買ったりレストランの紹介であればそこから予約もできる。
こんなことが可能なわけですね。
紙媒体ではできないことも電子書籍になることで出来ることが幅広くなってくる、というか
今までの本とは違う使い道がでてくるということです。
更に、、配信する側からすればスマホやタブレットの普及で言葉の問題はあるにしても
世界へ発信することがカンタンにできる。
今まで国内でしか発売していなかった本が世界へ一気に配信できるようになるということ。
これって凄いですよね。
僕は個人的には、紙媒体の本も新聞もそして電子書籍も全て読むし使っています。
一つ思うのは、スマホのデバイスではなくてもっと読みやすい、デバイスも必要かなって思います。
例えば紙媒体の本って読んでると何処まで読んでいて、あとどれ位読んだら終わるのかって直感的に分かる。
奥行きとか、ページをめくっている奥行きとかが直感的に分かるといいな~って思います。
酒蔵の写真では、お酒という昔からある商品にもきっとイノベーションが必要だろうと思い写真に載せましたが
これはうちで電子書籍を活用して日本のお酒を紹介していこうと考えています。
そこでその魅力を国内外へPRしていこうと思っていて紹介する電子書籍雑誌からそのままお酒を買える仕組みに
しようと思っているんですね。
でも、それはPRの方法の1部を変えただけでもっと価値の訴求ができるか・・と思います。
まだアイデアは残念だけどないですけどね。
本も、お酒も昔からあるもので共に市場の縮小傾向があるという点では共通しています。
それで、今必要なことは
何かと何かを組み合わせることで新しい価値を生み出す
こんなことが求められてるのかと思う。
温故知新、歴史のあるものを別の組み合わせで新しい価値を創っていく。これが求められていますね。
そして仕事においても収益もさることながら。収益をどう活していくか?更に社会へ貢献できる仕組みというのも
これから一層求められると思う。
僕たちがこれから手掛ける電子書籍事業では最初から収益を更に再分配して社会的事業へ支援することを決めている。
従来では考えられなかったことだけど、この事業によって何を社会へ提供するか?考えたときに上記の考えが出てきて
そのように決めたんですね。先輩事業家からも何でそんなことを・・といわれたりしたこともあるけど、
僕はそれが大事なことだと思っているから、自分達が頑張ればどれだけ社会へ貢献できるか?これも社内でも良く共有して
進めていこうと思っている。
そしてやがて、企業はどれだけ売上げを上げられるか、という指標ではなく、どれだけ社会へ貢献しているか?
社員が誇りを持って仕事できるか?顧客から支持されていくるか?そんなことが価値に成ってくるし、
きっとそんな志事の仕方に多くの企業がなってくれば間違いなく良い社会へ進んでいく。
今はまだまだかもしれないけど、志をもって進めていこうと思う。
石川博信
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