何故GHQは新嘗祭を勤労感謝の日に変えたのか
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最終更新日:2024/12/18
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GHQ(連合国最高司令官総司令部)が新嘗祭を勤労感謝の日に変更した背景には、戦後の日本における民主主義の促進や、
伝統的な祭りの宗教的な色彩を薄める意図がありました。
これは、君民一体のお祭りである新嘗祭がもつ力をそぐという意味もあったのでしょう。
日本を弱体化させるためであったのでしょう。
新嘗祭は、天皇の神聖性や農業の豊作を祝う祭りであり、戦前の日本の神道に深く根ざしていました。
GHQは、戦争の反省を踏まえて日本の政治や社会を改革する必要があると考え、天皇制や宗教的な儀式を排除する方向性を持っていました。
勤労感謝の日は、労働の尊さや収穫を祝う日として、より secular(世俗的)で多様な価値観を反映した祝日とされました。これにより、国民が共通して祝うことができる日として位置づけられたのです。
新嘗祭は、明治6(1873)年に祝日として11月23日に制定された。それ以前は、旧暦の「11月の2番目の卯(う)の日」が新嘗祭の日と定められていた。
なぜ、11月の2番目の卯の日なのか。2番目の卯の日は「中卯(なかう)」で旧暦の11月13日~24日。旧暦11月15日ごろの「冬至」に当たる。一年のなかで最も日照時間が少なく、この日を境に昼の時間が増えていく頃である。その太陽は天照大御神のことで、子孫とされる天皇が新穀を食べることで力をつけるという意味合いがあるようだ。
しかし、この祝日としての新嘗祭も戦後に終わりが訪れる。天皇陛下の宮中祭祀としての新嘗祭と国民の行事を切り離すために、昭和23(1948)年に勤労感謝の日という名称に改称。その後、勤労感謝の日は今日まで続く国民の祝日となった。先に述べた勤労に感謝する日として位置づけられ、その意味も含めて、多くの国民に親しまれている。
1年で最後の祝日、今年はどう過ごす?
ちょうど紅葉が美しく色づき、見頃を迎える時季。肌寒い季節ではあるが、
空気が澄み渡るため、外の空気も吸いたくなるだろう。また、普段の仕事の疲れを癒やすべく
家でゆっくり過ごすという方法もある。さまざまな過ごし方があるが、ここではその例を挙げてみよう。
お米の恵みに感謝し、日本酒を楽しむ
お酒イメージ
その年の五穀豊穣に感謝し、国家の安泰を祈願する新嘗祭と深く関係する勤労感謝の日。なかでも新米で作る日本酒は格別な味だが、秋に楽しむことができる日本酒といえば、「ひやおろし」が有名だ。
ひやおろしは、冬に造られた新酒に春先に火を入れ加熱殺菌し、劣化を防ぐ。その後、貯蔵庫の中でひと夏眠らせて、熟成させる。外の気温と貯蔵庫の中がちょうど同じぐらいの温度になる秋、二度目の火入れをせず、冷やのまま卸され出荷されることから、ひやおろしと呼ばれる。ほどよく熟成した、秋の酒の代表格だ。
通常、日本酒は発酵をストップさせ、微生物を殺菌し香りを保たせるため、貯蔵前と出荷前の二度、火入れをする。一方、一度しか火入れをしないひやおろしは、瓶の中で熟成が進み、出荷前には加熱殺菌しないので、例えば9月と11月では味わいが大きく変わることもある。同じ日本酒でも飲む時期によって、米の香りや味わいの変化を楽しめるということだ。
米の旨味がふんわりと口いっぱいに広がる日本酒を飲みながら、お米の恵みに感謝する。また、美味しいお米を作ってくれる生産者やお酒を醸造する酒造業の方々へ思いを馳せてみる。そんな新嘗祭の日も、なかなか趣が感じられてよいものだ。
人や自然に感謝し、自分もねぎらう
現在は新嘗祭は勤労感謝の日として広く認知されている。しかし、もともとは秋の収穫に感謝し、国家の安泰を祈願する新嘗祭が深く関係していた。
近所の氏神様で奉納をしたり、身近な人々や自然に感謝をすれば、自分自身も癒やされるような温かい時間を過ごすことができるだろう。
【日本文化再興の署名運動】
世界最古の収穫祭である新嘗祭。
戦前は、祭日で11月23日は新嘗祭でした。
戦後、祭日が祝日となり
勤労感謝の日となりました。
地方にそれぞれのお祭りがありますが、
この新嘗祭だけは、
唯一天皇と国民がともに
五穀豊穣を感謝する
世界最古の収穫祭であり、
私達は日本を再興するために、
天と地を祀り合わせる日本伝統のお祭りを
次の世代に引き継ぐために活動していきます。
戦後失われた君民一体のお祭り
である新嘗祭。
日本の大切な文化伝統です。
そしてこれを取り戻す為に
勤労感謝の日から新嘗祭という祭日に
取り戻しましょう!
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石川博信
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