ビジョーナリーカンパニー グッドではなくグレートへ

公開日: : 最終更新日:2022/11/11 未分類

ogimage HondaJet

本田技研工業の航空事業で始まった飛行機だ。

2022年現在で世界で小型ジェット機で世界一のシェアを取っている。

そもそも、自動車やバイクを創っている本田が、

飛行機を創ろうとしたことは、創業者の意志をついで

部下たちが、本田宗一郎に極秘で進めたことなのだ。

(もし、宗一郎が知れば会社にまた戻ってくるということ

が予測できたので)

本田自体は、農業用耕運機の改良から、

バイク、そして自動車と開発してきたが、

最後には、空を飛ぶということを夢みていたという。

そして、ついに実現をしたが、

意志を継いだ部下たちによって達成させられた。

すごいことですね。

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バイクといっても自転車に少しモーターがついているほどの物から始まり、

やがて、世界一のバイクレースでも優勝するまでになった。

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改良に改良を重ねてきたことが商品を見てもわかります。

もし、本田が自転車にモーターが少しついたもので

「走れるし、人気があるからいいか」。

とここで、立ち止まっていたら今の本田はないでしょう。

もちろん、本田ジェットも開発などなかったでしょう。

グッドとグレート

仕事で少し慣れがでたり、

安定が感じられると

グッドでよい。

そう考える企業が圧倒的に多く、

そしてグッドでよいという企業は例外なく

衰退する。

中小企業にはとくにこの傾向があるように思う。

しかし、

ここから脱皮することが

事業にとっては重要なことで、

グッドを維持しようとするとグレートを目指さざるを得なくなる。

成功すれば、社会的企業となり

失敗すれば、消滅する。

ビジョーナリーカンパニーという有名な本がある。

ここには、

グッドからグレートへいくときに大切なものがあるとして

いくつかのポイントを挙げている。

そのひとつが、

ビジョンの大切さ。

社会生活の向上。

スタッフの理解と調和。

これが重要なものだとしている。

ビジョンの大切さはいうまでもなく、

社員も社外でも、いわゆる大義であり、

「何のために、これをするのか」。

これをしっかり、内外に明言し理解を得られるようなもので

なければならない。

グレート企業であり、仕事になるには、

多くの方と関係がでてきて、また多くの顧客がいないと

グレートにはならないからだ。

そのために、ビジョンが共感できるものでなければならない。

そこには、社会性があることが重要である。

そして、次にくるのは、

社会生活に何を及ぼすのか。

便利になる、快適になる、健康になる、、、人の社会生活に

おいてどの点が優れているのか明確にしなければならならい。

もちろん、先行他社や、業界トップの研究もしっかりおこない

顧客の不満点などをしっかり理解し、

先行者を越えるような商品やサービスを具体的に示さなければならない。

ここも、著書では、具体的にどの部分を

注力してみるべきか、訴求すべきかということを言っているが

ここでは、割愛します。

最後に

社内外での理解をしっかりするとうこと。

特に社内における理解が非常に大切で、

もし、ビジョンに賛成できないという場合には、

複数回におよび、しっかりと説明することが大切であり、

ビジョンを掲げた企業であっても

社内の浸透が薄ければ、

それに呼応するような業績しかならない。

つまり、成長しないということが十分考えられる。

社会の浸透も強く、

社員がそこに向かうと強い意志と戦略、そして行動だ。

これがそれえれば、

ビジョーナリーカンパニーの用件はそろっているといえる。

それは、創業したての数名の会社であろうとも、

夫婦で営む、小さな会社であろうとも関係ない。

世界で求められるレベルの事業になる可能性があることは

確かなことだ。

自信を持って、進んでほしいと思う。

ただし、大切なチェックポイントで、

グレートへいこうとしたときに、

グッドへ振り返ることはしないことだ。

そのためには、

常に、グレートを意識して

戦略を練り、行動をし、工夫をし続けるしかない。

シンプルだが、

これが大切なことだ。

いかがでしたでしょうか。

 

本田を見るとまさに、グッドでなくグレートを目指して

きたことが伺えます。

時に、グッドでよいとなりやすい中で

グレートへのチャレンジを進めて行きたいものですね。

 

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石川博信

石川博信

2009年ジーレックスジャパン株式会社創業。 日本の文化や歴史好き。小学校時代は通信簿で「オール1」の落ちこぼれ。日本にある素晴らしいものごとを国内外に広めていきたい。 それが私たちの想いです。長い歴史と四季のある気候に育まれた日本文化は、国内では衰退しつつある一方で、海外では日本の食文化、武道、芸道からコミック・アニメまでその愛好者は増加しています。 国内においては、日本の持つ素晴らしいものごとを見直し、海外においては、様々な商品にある歴史、ストーリー、想いを伝えていく。 日本のものごとが国内外へ広がり、その中で日本の文化や精神性に触れる機会を多く創出し、日本の素晴らしさを知って頂く事が、日本そして人類にとってもより良い社会へ繋がると考えております。
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