中村天風 神人冥合
公開日:
:
最終更新日:2021/11/15
未分類
昭和の哲人 中村天風 神人冥合を実践を説いた。
中村天風の略歴
中村天風(なかむら・てんぷう)
1876年(明治9年)7月30日、東京府豊島郡(現東京都北区王子)で生まれる。
本名、中村三郎。1904年(明治37年)、日露戦争の軍事探偵として満州で活躍。
帰国後、当時死病であった奔馬性肺結核を発病したことから人生を深く考え、真理を求めて欧米を遍歴する。
その帰路、ヒマラヤの麓でヨガの聖者カリアッパ師の指導を受け、病を克服。
帰国後は実業界で活躍するも、1919年(大正8年)、突如感ずるところがあり、社会的地位、財産を放棄し、
「心身統一法」として、真に生甲斐のある人生を活きるための実践哲学についての講演活動を始める。
同年、「統一哲医学会」を創設。政財界の有力者をはじめ数多くの人々の支持を受け、天風哲学として広く世間に認められるようになる。
昭和15年、統一哲医学会を天風会と改称。
昭和37年、財団法人の設立許可を受け、現在にいたる。 1968年(昭和43年)12月1日逝去、享年92歳。
宇宙とは、神とは、人の本性とは。
このような大きな話を、
ピシャリ!とわかりやすく伝え、かつ人々が実践しやすいように
纏め上げたこともあり、生前は皇族から政財界人はじめ
多くの人々へ薫陶を与えた。
その中で特に
宇宙の生成発展という大いなる力を
我が物にしていくことで
健康も運命も、もちろん事業にも大きな力が働くということを
伝えた。
天風いわく、
大自然の持つ神秘の力を十分に自分のものとして、
人間の心の働きを超特的に向上して、自己の人生を万物の霊長として遺憾なく確保しよう。
神人冥合とは、本来ヨガという言葉の元の意味である、天と人が「結びつく」という状態である。
この状態こそが、人間本来の姿であるというヨガ哲学を元に、中村天風がその波乱万丈な人生体験と
独自の研究を基に体系づけた人間の真の活き方の方法が、「心身統一法」である。
その中でも真髄といわれる「安定打坐法」について教義解説したもので、心を雑念妄念から解き放し、
自ら統御して強い心を創り上げるための方法である。
この方法で、歴代の聖人、聖者の境地を体感できること。
その状態になると、心身がリセットされて健康にもよい。
さらにその境地から、
信念を強くしすることで、
自分でも想像できないくらいの宇宙の力が取り入れられて
何をするにも
こんな力があったのかお、自分も周りも驚くくらいの
力が発揮される。
信念を強くすることは、
この瞑想法には、一緒には教えられていないが、
具体的に、いくつかの方法を伝えている。
たとえば、
夜寝る前と朝起きたとき。
「自分は信念が強くなった!」
と満願の気を入れて
鏡に向かっていう。
これを繰り返すと、
ある日、いわなくても
自分が信念が強くなったと感じられる瞬間が
くるという。
それまでは、一生懸命に毎日繰り返しなさい。
と説いています。
この言葉は、
なにも信念だけでなく
「健康になった」「集中力がついた」など
色々な方法でもよいということ。
そして、最後に
このような尊いことを実践しても
まるで駄目にしてしまうことがある。
それは
①悪いことばを使わない。
愚痴、泣き言や後ろ向きの言葉を使わない。
②顔を表情を難しくしない。
③身なりを整える。
これらを気をつけなさいと言っています。
特に、言葉の使い方については
何度となく言っていますので、
大切にしたいですね。
言葉によって物事が引っ張られる。
良いことばは、良い状況を生み、
悪いことばは、悪い状況を生む。
せっかく、神人冥合しても、
これらに気をつけないと、
水泡に帰してしまう。
天風自身も語っていますが、
この心身統一法や天風哲学が
大いに優れているのは、
歴代の聖者たは、
自分は聖者だったであろうが、
どうして、そうなれるのか。
また、そのときどうなるのか。
こういうことを誰一人として
教えていない。
私はそれを教える。
と語っています。
今後、この方法を一緒に実践する
機会をつくれれば、と考えています。
ご興味ある方は、フェイスブックから
メッセージください。
石川博信
最新記事 by 石川博信 (全て見る)
- 何故GHQは新嘗祭を勤労感謝の日に変えたのか - 2024年12月18日
- 新嘗祭と神嘗祭と大嘗祭 - 2024年12月8日
- 新嘗祭を祭日にしよう! - 2024年12月1日
セミナー・研修情報
*コロナ化の為一部個別相談としているセミナーも御座います。
●石川博信への執筆・講演・セミナーのご依頼はこちらから
●まだSNSで繋がっていない方はこちらから繋がれます
友達申請の際は一言「ブログを見ました」など頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
関連記事
-
日本人の自己評価~不世出の横綱 双葉山の言葉
2016/09/30 |
不世出の横綱といわれる双葉山 日本人は自己評価が世界でもっとも低いといわれます。 アメリ...
-
経営の本 おススメ 経営を学ぶ
2019/01/21 |
出光佐三 出光創業者 海賊と呼ばれた男のモデルでもあり 大家族経営、士魂商才を...
-
国一人で興り一人で滅ぶ
2024/01/11 |
種子島に行ったときの写真 「国一人で興り、一人で滅ぶ」という言葉は、 歴史の中で度々現実...