松下幸之助と出光佐三
公開日:
:
最終更新日:2021/06/10
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不況またよし、と語った松下幸之助
変革期に先人の名経営者はどう向かったのか?
松下幸之助
不況克服の心得10か条
第二条 原点に返って、志を堅持する
ともすれば厳しさに流されて
判断を誤りやすい不況こそ、
改めて原点に返り、
基本の方針に照らして進むべき道を見定めよう。
そこから正しい判断も生まれ、
断固といた不況克服の勇気と力が湧いてくる。
自分がこの世に生まれた「使命・天命」
自分がこの世で成し遂げるべき「志」
我が社が存在する意義としての「使命感」
例えると、登山の途中で悪天候に出会っても、
「どこに行くべきか」が分かっていれば、
態勢の立て直しが早いです。
あるいは、行くべきところが決まっていれば、
行く方法を様々な視点から考え出すことができます。
—ここまで—
松下幸之助は、天命・使命感
そして志が大切と語っていますね。
何のために存在しているのか。
そして何をなそうとしているのか、またできるのか。
このように、自分や事業の行き先が分かっていれば
大変な時期があっても
建て直しはできるし
色々な知恵が出てくるだろうと語っています。
海賊とよばれた男のモデルにもなった出光佐三
出光佐三は
敗戦時、事業は止まったにも関わらず、
1000名の従業員の解雇をしなかった出光、
それは「大家族主義で団結したら、
どのような危機も乗り越えられることの見本を見せる」
という使命があったからです。
そして従業員は、農業、漁業、ラジオ修理など
どのような仕事にも、果敢に挑んでいきました。
なんとしても生き残る!
そんな強い意志が行動からも伝わってきます。
現在の激動期には、
従来にない、発想も大切ではないでしょうか。
松下幸之助や出光佐三のような
先人に学ぶ。
それとあわせて、発想の枠組みを変えていくことも
必要なことだと思うのです。
例えば、
週3日しか出社できない、1日仕事ができる時間は6時間。
そういう条件であれば、
どのような仕組みにしたりするか考えると思うのです。
大切な仕事と任せる仕事。
そして廻る仕組み大切です。
今、求められているのは、
発想の転換です。
例えば、扱っている商品は、
別の業界では使えないか。
今いる取引先に、新たな商品を提供できないか。
今ある技術で新商品ができないか。
など、色々な発想転換方法はあります。
大切なことは、
温故知新であり不易流行。
歴史に学び、変えることのない不変のこととと
時代によって変えるべきやり方。
今ある、大きな企業も
もともとは、小さい会社がほとんどです。
しかし、色々な危機を乗り越えて
むしろ、段々と強くなっていった。
松下幸之助が、不況またよしという
ことも、ここに真意があるわけです。
しかし、
中々突破口が見出せない。
そんなこともあると思うのです。
目先の情報だけで右往左往する、
あるいは思考停止で立ち止まることのないよう
「そもそもどこに行くはずだったか?」を
再確認してみましょう。
今の変革期の時代に必要なことは、
大きく事業を見直し
確信の入った計画を創る。
その中で、発想を変えるということも
大切なことです。
事業の再構築を考えたい、
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石川博信
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