発想・行動力の天才 信長が地域の酒屋だったら大手ショッピングセンターにどう立ち向かうか
公開日:
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最終更新日:2021/02/05
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発想・行動力の天才 信長が地域の酒屋だったら。
皆さんこんにちは。
今日は、織田信長について、少しお話したいなと思います。
先月、日本学ユニバーシティというところの講座で、
もし信長が中小企業の社長だったら、
というようなことでお話させていただきました。
信長というのは、本当にいろんな見方ができる。
もちろん偉人であるということは、間違いがないんですけども、
元々は愛知県の半分ぐらいの領地しかなかった。
それが、わずか20数年でほぼ天下を手中した。
これは、企業に当てはめれば小さな地方の中小企業は、
瞬く間に業界を制覇したり、あるいは大規模になった。
というふうに、置き換えてみても面白いんじゃないか。
こういう話を日本学ユニバーシティーでは、話をさしてもらったんですね。
今日は、その中でも仮説をお話したいなと思います。
信長が中小の酒屋さんだったら。
皆さんが仮に酒屋さんとか営んだとしますよね。
地元相手に仕事をしてると思うんですけども、
あるときに、大きいショッピングセンターが来たとします。
大手ショッピングモールが現れる。
そうすると、もちろん相手は大きい会社ですから、
お酒も値段が安いかもしれませんし、品ぞろえも豊富かも知れませんよね。
こんなときに信長だったらどう考えるか。
実は歴史というのは、繰り返すということではなくて、
同じようなことが起きるよっていうふうに、
見る方が良いのではないかと考えられるのではないか。
例えば今の例で言えば、値段とか品揃えで、大きなショッピングセンターに、
地域の酒屋さんが、勝てるかと考えると
それだけで言ったらなかなか難しいかも知れないですよね。
皆さんどうでしょうか。
もし信長だったら、こういうふうにするかな。
考えてみても面白いんじゃないかなと思うんです。
信長の戦いで有名な桶狭間の戦いがあります。
これは、小が大に勝つ好例で、見本と言うべきものだと思うんですよね。
どうして勝てたかというと、
一つには、徹底的な情報収集というのがあります。
今川軍という非常に大きな勢力と戦ったわけなんですけども、
もし皆さんが小さな酒屋を営んでいて、地域にショッピングセンターが来たとしたら、
どう捉えていくか、信長ならどうするか。
実際に桶狭間の戦いのときに信長がどうしたのか。
情報収集という話をしましたが、このやり方は徹底されています。
例えば、相手の持っている所有物。
武器だけじゃなく、食料にしても、兵隊の質にしても、本当に事細かに見てる。
もし皆さんが酒谷を営んでいたとしたら、
大きいショッピングセンターがどういった品ぞろえを、
どれだけの金額でどういう方法で売っているか、
これを事細かに調べるっていうことを何処までやっているか。
大と戦うときは、一点突破。
桶狭間の戦いでは、大将である今川義元の首を取ろうと企て見事できたわけです。
まさに、大将の首をとるという一点に集中して勝てたわけです。
大が小に挑むときは一点突破っていうところに、視点を置いてみる良いと思うのです。
。
例えば、地域の酒屋は地元の飲食店やちろん個人のお客様もいると思うんですけども、
こういったところが取引先のほとんどだと思うんですよね。
大手と同じように、品ぞろえや値段で勝負しても勝ち目は薄いでしょう。
そうなったときに、少し視点を変えることも大切でしょう。
例えば、飲食店とか、自分の取引先がどういったことに困ってるのか。
夜のお店のスナックとか、地域にあると思うんです。
飲食店全体に言えることですが、
実は慢性的な人手不足に悩んでる業界ということも言われているんですよね。
夜のスナックであれば女の子で働いてるくれる子がいない。
つまり、求人が実は一つウィークポイントになっている。
そうしたときに、その地域で、困っているのであれば、
この求人を切り口に、例えばウェブサイトが得意であればWebサイトでもいいと思いますしね、
何らかの方法で例えば手伝ってあげる。
ホームページもキチンとしたものを活用しているところは少ない。
であれば、この部分を手伝うことで新規客の開拓をしてみるとか。
また、大型店はお酒の目利きがいるわけでは有りませんよね。
ということは、お酒にさほど詳しくないかもしれない。
例えば、日本酒や焼酎や地ビールやワインなど
商品を特化してその種類では大型ショッピングセンターに勝つようにする。
今、コロナの状況で、飲食業界はより非常に厳しい中にいます。
その中で、伸びてる関連業種で言うと、ウーバーイーツ。つまり食べ物の宅配ですよね。
なかなか自前で宅配もできるところも多くないでしょうから、
そういったところのサービスですよね。
酒屋さんは車とかバイクとか、運送するための物は持ってると思うんですね。
こういったことを手伝ってあげて、自分のお客さんのところに、
ちょっとしたお酒と、つまみの食べ物を届けてあげる。
(もちろんウーバーイーツよりに勝てる価格設定で)
で、お客さんとの話はオンラインでする。
(スナックなどの場合)
とかこういうことを仕掛けていったりとか。
つまり、工夫の余地はいろいろあるんじゃないかなと思うんですよね。
今、飲食店酒屋さんか、取引先が多いだろうと見込めるところに対してのお話をしてたんですけど、
もしかしたら個人のお客様でもあるかも知れませんよね。
おなじみさんとか、そのおなじみさんにどういった形のものをすればいいのか。
大手ではできない、小回りが利くこういうことも武器にしても、
いろんなことが考えられるんじゃないかなと思うんです。
信長の時代は、有名な鉄砲の伝来というのがありました。
信長は上手にその武器を使ったわけなんですけども、
今の時代で、新しい武器っていうのは何になるのか。
インターネットはもちろんそこに入るとおもいますが、
ソーシャルメディアやzoomなどオンライン商談も新しい武器かも知れません。
時代の大きな流れがあって、その中で我々は生きていかなきゃいけない。
そういったときに、過去の偉人から、学ぶというのは有効と思うのです。
皆さん、発想・実行力の天才。
信長だったら、今の状況下でどういう発想そして行動をするのだろうか。
考えて頂いても、面白いんじゃないかなと思います。
今日の話は以上です。
石川博信
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