大国主の国造りは何を教えてくれているのか
公開日:
:
最終更新日:2021/12/15
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ハワイにある出雲大社
現地の日系の方々の心のよりどころになっているそうです。
大国様(だいこくさま)で親しまれている大国主神
ご存知出雲大社に祭られている神様です。
この神様は日本的なヒーローであり
まさに、艱難辛苦を乗り越えてやがて国をつくるまでに
至った神様です。
最近、コロナウィルスの話が世間を騒がせいてるし
実際に被害にあったりしている人も出てきている。
早く収束することを願うばかりですが
少し前の歴史をみると
もう少し時間がかかりそう、ということと
激動期に入っていることは間違いなさそうです。
昭和から、平成、令和と来るにしたがって
戦争は昭和でおわりましたが、それでも時代が
落ち着いているかというとそうでもないと思います。
しかし、非常に大きな変化を呼びそうな機運もある
ことが、コロナウィルスでは考えられます。
少し前の、SARSや新型インフルエンザ。
これも怖い流行病といえますが
今回はもっと大きな規模になりそうです。
最近比較しているものでいわれるのは
第一次大戦の収束原因にもなった
スペイン風邪です。
これも世界中に猛威をふるって
戦争をしている国同士が、あまりにも兵士が
なくなっていくので世界大戦が終わってしまうと
いうのは凄いことです。
日本でも死者が何万人も出ています。
しかし、驚いたのはそれではなくて
発祥元が中国ということです。
今回のコロナウィルスも中国発ですが
これは果たして偶然かどうがは解りません。
いずれにしても
今世界中で覆っているコロナウィルスは
世界中に蔓延し
人々のシゴトもあり方も変えていっていることは
間違いないことです。
まず、極力かからないような対応をすることですね。
さて大国主ですが、
この神様は、いわゆるスーパースターではない神様です。
むしろ、いじめられっ子であり、使い走りだったんですね。
しかし、それでいてひねくれることもなく
あくまでやさしかった。
因幡の白兎のエピソードは知っている方も多いかもしれません。
因幡の白兎と大国主
このエピソードは知っている方はご存知の方も
いるでしょう。
有名な美人の姫様を求婚しようと
大国主のお兄さん達とともに
いきますが、その際には荷物もちで行きます。
その途中の出来事です。
ウサギは皮をめくられて痛がっています。
それは、お兄さんに騙されて
苦しんでいたのです。
そこへ来た大国主は
ウサギに痛みをとる方法を教えてあげたわけです。
ウサギは喜んで
お兄さん達でなく、美人の姫はあなたと結婚すると予言し
実際にそのようになった。
その後、お兄さん達に反感をかった大国主は
お兄さん達の陰謀で二度も殺されてしまいます。
しかし、その度に蘇りやがて、スサノオの元で修行し
強くなりやがてお兄さん達も成敗し
国造りを進めていくことになります。
大国主はここからも
持ち前の優しさで国を発展させます。
それは、
多くの意見を取り入れて国づくりをするという
ものでした。
知恵者やその道に精通したものも集まり
国造りを進めていきます。
そもそも、国と云うものさえないときに
大切にしたものが
農業や漁業、そして医学(薬学)です。
つまり
国の基本は、食料問題と生命の問題である医学、薬学
というものを発展させます。
もちろんそのほかにも、建築や土木もありますが、
重要視しているものは
農業や漁業、そして医学、薬学だったわけです。
こうしてみると今と変わらないことが
わかります。
国の根幹とはなにかと言うときに
食と医療というのは
人の根幹的な部分であり
国造りをするにあたりこの部分を
重要視したことはわかりますね。
今は
世界的にコロナウィルスが覆って
います。
このようなときには
安全で安定的に食べられる食や
万一、体調が優れないときに
係れる医療施設。
これらが大切なことはいうまでもないことです。
人は、太古の昔から
重要なものというのは変わっていないことが
よくわかります。
ですから、文化、芸術というのが
ある程度成熟している、安定している社会
から生まれるというのは
あながち間違えでもありません。
出雲大社でいえば、昔の神殿の高さが
実に48メートルあったことがわかっています。
これは、現代では15階のビルと同じような高さです。
しかも、木造建築です。
出雲大社の復元イメージ 高さが48メートルもあった。
大国主が今に教えてくれること。
それは、人の根幹的なことで
食べ物の安定供給、そして医療体制。
これが大切であるということを
今に教えてくれているかもしれません。
もちろん、そのほかにも
人の意見を聞くということも大切なことです。
大国主が基礎を創った日本。
今一度、何が大切なことか
問い直す時期にきているのでしょう。
石川博信
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