なぜ監視社会へ向かっているのか
公開日:
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最終更新日:2021/09/20
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監視社会は誰が誰を監視しようというのか
スノーデン。元CIA局員の暴露ということで話題になりました。
その中では盗聴もさることながら行動履歴も蓄積されて
メタデータとして保存されているそうだ。
便利だと思い、今やか欠かせないスマートフォンからの情報も
ほとんど取られているといっていいとも語っています。
このような話は聞くと一見陰謀論のような感じもするが
このスノーデンはこのようなことを暴露したところで
なにもメリットがない。
そのような部分もあり信頼度が高いということで広まっていった。
IT企業でグーグル、アップル、アマゾン、フェイスブックが
協力することで相当な量の個人情報が読み取れる。
それだけでなく、カード会社、通信会社、なども一緒に情報収集に
協力していたということ。
細かく情報が分析できてどのよう趣味趣向というだけでなく
どのような生活をしたり思想をしているかほとんどわかってくる。
フェイスブックで誰とつながったり、グーグルで何を検索したり見ているか
どこでどのような買い物をしているか、などあらゆるものがネットを通じて
行われている現在。もちろん仕事でのデータやメール、添付ファイルなども
お手の物です。もう完全に見られ続けているといっても良いかもしれない。
恐ろしいですね。
便利というものと引き換えに大切な情報まで喜んで渡している。
それがもしかしたら、情報収集する側からみた僕たちの姿かもしれない。
アメリカとは違いますが、中国では個人情報は国が管理するという
ことを以前から行っています。
もちろん国の方針ということもありますが、個人情報から政治的な思想犯(中国での)
の取り締まりなども強化しています。
個人の情報を監視するというのは、為政者側からすると
重要なものです。
中国とアメリカではそのやり方に大きな差はあります。
中国では半ば強制的に行っているのに対し
アメリカは、非常にスマートで人々が、便利だ、使いたいという
所から、つまり自分たちから積極的に情報を提供するような
形をとっている。
先に上げた、グーグルやアマゾン、フェイスブックやアップルが
協力していたというのが本当なら凄い量の情報量ともいえますね。
町に多く設置されてきた監視カメラ 写真は大阪のもので
このカメラで人の顔まで認識できるそうだ。
しかし、一つ疑問が残る。
問題はこのような人々の情報を集めて何に活用しようとしているか?
ということだ。
中国のように、政治思想犯や反体制的な人を捕まえるということ
であればまだ理解できる。
アメリカの情報取得はなんの為なのだろうか?
アメリカというべきがどういうべきか。
写真の大阪の監視カメラでは犯罪者を取り締まる。
ちまたに溢れる凶悪犯罪も日夜マスコミで取り上げている。
そうすれば、反対するよりもドンドン監視カメラはつけて欲しいと
いう話が出てくる。
それは、犯罪者だけを捕まえるということならともかく
そうでない利用の仕方を考えているとしたら
とんでもないことだ。
スノーデンの暴露からは、とてつもない話が多く飛び出してくる。
事実かどうかの判断はそれぞれだが、
知っておいては良い話ではないかと思う。
それが良い社会へ向かっていくことの一つであれば
良いが、どうもそう捉えられない一面もある。
陽明学の祖
王陽明は
「学ぶこと教養をつけることは、自由になるために
必要なことだ」
と、説いた。つまり学び、知るということが自由になるために
不可欠であるということを語っている。
今の時代は情報も溢れているしお金をかけなくても
様々な情報は手に入る。
しかし、簡単に手に入るものと引き換えに
大切な情報を差し出しているのかもしれない。
石川博信
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