中村天風の言葉 終始一貫、何事も勇気で押し切れ
公開日:
:
最終更新日:2023/06/04
偉人伝 ものの見方
中村天風の言葉 終始一貫、何事も勇気で押し切るのだ
ここでは、強い心(積極精神)という言葉で表現されていますが
精神をしっかりもち、信念を強く煥発すると
現実もまたそのようになるのだ、と語っています。
インドで修行して真理というものを掴んだと
いう天風ですが、苦心して掴むということではなく
難行苦行の末にわかるというものでものなく
ただ、「気づくかどうか」
と語っています。
天風哲学というものを確立した中村天風
この真理を知ろうと、各界の名だたる方々がその門人になった。
本物の方で哲学者というがそんな枠にとらわれない大人物でしょう。
私も何冊か本をもっていますが、その真理を語っていることは
素直に読むことができます。
素晴らしい先人ですね。
さて、今回紹介する中村天風の言葉ですが、強気な言葉ですね。
中村天風は、積極精神の重要性を強調しています。
彼は、積極的な思考と行動が成功や成果を生み出す上で不可欠であると信じています。
以下に、彼が積極精神を大事だと語る理由をいくつか挙げます。
自己成長とチャレンジ: 積極的な姿勢を持つことは、
自己成長と新たなチャレンジに向かう意欲を高めます。
中村天風は、人生を充実させるためには常に前向きな姿勢を持ち、
自分自身の可能性を信じて挑戦することが重要であると考えています。
困難に立ち向かう力: 積極的な心は、困難や逆境に立ち向かう力を養います。
中村天風は、困難を乗り越えるためには積極的に取り組む姿勢が必要であり、
それによって人は自身の限界を超えることができると説いています。
好機をつかむ能力: 積極的な態度は、好機を見極め、
チャンスをつかむ能力を高めます。
中村天風は、チャンスは人々の前に常に訪れるが、
それを見逃す人は積極的な姿勢が足りないためだと述べています。
積極的に行動することで、良い機会を見逃すことなく、自分の人生をより良くすることができると考えています。
周囲への影響力: 積極的な態度は周囲にも良い影響を与えます。
中村天風は、積極的に振る舞うことで周囲の人々に勇気や希望を与え、
ポジティブな雰囲気を醸成することができると主張しています。
その結果、チームや組織のパフォーマンス向上や協力関係の構築につながると考えています。
中村天風は、積極精神を大事にする理由として、
自己成長やチャレンジ、困難に立ち向かう力、好機をつかむ能力、周囲への影響力などを挙げています。
また斉藤ひとりさんは、
斉藤一人さんは、人間性や生き方について独自の視点を持ち、
つよきという概念を重要視しています。
彼が「つよき」と言い続ける理由には以下のような要素が含まれています。
自己成長と人間力: 斉藤一人さんは、
つよきとは自己成長や人間力のことを指していると考えられます。
彼は、一人ひとりが内面を鍛え、心の豊かさや人間的な成長を追求することで、
より充実した人生を送ることができると主張しています。
つよきとは、物質的な成功や社会的な地位だけでなく、
内面的な強さや人間性の深化を含むものと捉えられます。
困難に立ち向かう力: 斉藤一人さんは、
つよきとは困難に立ち向かう力を持つことも指していると考えられます。
彼は、人生にはさまざまな試練や困難が訪れることを認識し、
それらに立ち向かう勇気や粘り強さがつよきであると述べています。
つよきとは、逆境や挫折に対しても屈しない強さや回復力を持つことを意味しています。
心の平穏と生きる喜び: 斉藤一人さんは、
つよきとは心の平穏や生きる喜びを感じることも指していると言われています。
彼は、物事をシンプルに捉え、
欲望や執着から解放された状態で生きることが本当の幸福であると説いています。
つよきとは、内なる安定や喜びを実感し、人生を豊かにすることを指しています。
斉藤一人さんは、つよきという概念を通じて、
個人の成長や困難への対応力、心の平穏や喜びを追求することの重要性を訴えています。
彼の考え方は、人間の真の価値や幸福を追求する上での指針となり得るものであり、多くの人々に影響を与えています。
また、人は強気をもっていないと、弱気になったり、愚痴、悪口、泣き言などにつながっていく。
本来は、素晴らしいものをもっているので、弱気にならないように強気といっていく。
弱気の正体は、恐れ。
恐れをなくすようにする為に積極的であり、強気ということでいくと良いということ。
中村天風の言葉 終始一貫、何事も勇気で押し切るのだ
天風哲学の中でも積極性をだす、マイナスイメージ除去、そして良い言葉(強い言葉)ともいう、
これらは自分で創っているといい、
人は簡単にマイナスイメージや良くない言葉を発したりしやすいものだ。
そして、それが自分の人生を創っているということを知らない。
良い言葉(強い言葉)を使う、そして勇気をもって何事にも当たれという。
これ以上人生で大切なものはない。成功も、良い運命も、健康もここにかかっているという。
そうはいっても・・・その心こそ消極を招くといっている。
積極精神を創る為に大切なこと
まず大切な要点
(1)自分の心を強く持つ
自分の心を強く持つことに努力すること。
自分が生まれながらに与えられている力を発揮できない訳がないという強い信念を持つこと。
またどんなことがあっても、自分を否定しないことである。
そして現在の心の状態、健康、運命、どんなささいなことに対しても、現
在の心は積極かしら、消極かどうかを厳格に第三者の心になって自分
の心を精査すること。もし、少しでも消極を感じたら、断然颯爽たる勇気を持
ってそれを追い出さなければならない。
自分の心の中にあるのは明るくほがらかなことのみにする。
(2)周りの消極的なものに心を同化しない
第三者の不健康や、不運命に同情することは尊いことだが行き過ぎてもいけない。
消極的な言葉や、行いに同化しないように気を付け、相手を勇気付けたり、
鼓舞、激励することが大切である。
(3)取り越し苦労は断じて行ってはいけない
取り越し苦労は自分の運命の墓穴を自分で掘っているようなものである。
断じて行ってはいけない。
昔のことわざに「さし当たる事柄のみをただ思え、過去はおよばず。未来し
られず」「心は現在を要す。過ぎたるは追うべからず、来たらざるは向かうべ
からず」というのがあるがまったくその通りである。
他人のことならともかく、自分のことを心配しないのはおかしいという人が
いる。
100歩譲って、仮に心配した方が良いことを心配した場合でも、真理が許
さない。真理は同情しない。
取り越し苦労すると、その心の消極的反映が即座に運命や健康の上に悪く現
れてくる。
だから、取り越し苦労は断然やめる必要がある。
何の役にも立たないんだもの。100害あって一利なしだ
(4)本心・良心で活きる
どんなときに本心・良心に反した言葉や行いをしないこと。本心・良心に反
した言葉、行いはそれ自身が消極である。
「自ら省みて、やましからずんば、千万人といえども我いかん」という昔の
ことわざは、本心・良心に合致した行動をとるときの気持ちを現したものであ
る。
本心・良心に反した言葉、行いは心に気咎めが起こるから、直ぐにわかる。
自分がやましい気持ちを感じないときが本心・良心で活きて
いる状態である。
「誠心誠意」という言葉は本心・良心がおおもととなって現れた状態をいう。
(5)明るく、ほがらかに、生き生きと活きる
日常、できるだけどんな場合にも明るく、ほがらかに、生き生きとして何事
も行う。
言葉に気を付ける。絶対に消極的な言葉は使わない。否定的な言葉を出さな
い。悲観的な言葉は金輪際使わないときめる。
そのためには、先ずどんな場合があっても不平不満を口にしないこと。不平
不満があると、言葉が積極にならないので気をつけないといけない。
それから、どんな場合があっても感謝を先にする。どんなことがあろうと、
感謝と喜びに振りかえる。
不健康、不運命の人は、こんな状態で感謝はできないと思うかもしれないが、
病、不運の原因を考えてみる。原因あっての結果。病、不運は自分がまいた種
である。
くやんだりなげいたり、心を弱くするひまがあるなら、積極的な方向へ心を
ふりかえろ。
天は言葉がないから、事実をもって、知らせる。おまえの生き方に間違いが
あるから自覚しろと、病、不運命を与えられる。それを考えると、感謝しかな
い。
心の置き所ひとつだ、人生は。
今日はやろうと思えば必ずできることを申し上げた。ただ、自分の心の置き
所を変えればいいということがお分かりになったら躊躇なく、たった今から実
行に取りかかられるように。
やはり積極性について、そして消極は間違ってしてはならないといっています。
天風は真理を語っているから、当代一流の方も認め天風の門を叩いた。
この哲学でどれだけの方が良い人生を歩めたのだろう。
日本の偉人の中でも、哲学を語っている方は居るが、
天風くらい波乱万丈の人生の中で培ってきた哲学というのは
中々ないのではないかと思う。
真理はいつの時代でも普遍なもの。
今までもそうだが、これから益々このような哲学が大事な社会になっていくだろう。
石川博信
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