アフターコロナへ向かう織田信長の仕事観 仕事は創りだすもの
公開日:
:
最終更新日:2020/06/15
偉人伝 ものの見方
織田信長の名言 仕事は創り出すもの
「仕事は自分で探して創り出すものだ。与えられた仕事だけやるのは雑兵だ」
今アフターコロナで、世間でも今までの仕事の仕方ではなく
変わっていかないとならないという声は多くでていますね。
考えてみれば、最近は10年周期くらいで大きな困難が生まれている。
リーマンショックがあったと思えば、東日本大震災、そして今回のコロナ禍。
その前にも、バブル崩壊もあり、東西冷戦が終結した時期でもあった。
長い目でみれば、やはり激動期といえるのではないでしょうか。
そして、もっと長い目で見れば、人類社会が劇的な変化をしていった
時代とも認識されるかもしれません。
激動期には、やはり本質的なもの、そして歴史に学ぶということは
有効なことだと思うのです。
全く同じことではなくても、その時の対処法から
出来事、そして時代の流れも感じることができます。
一年前の今日と、今を比べて成長しているのかな?とか思ったりしますが、
どうでしょうか?成長しているのはお腹だけかもしれません(笑)
ま、それはさておき今の時代を考えると直接的な戦争はないものの、
とても時代の動きが激しいときではないか?
そんなことを感じます。
例えば
AIの進化によって将来仕事がなくなるであろう職業予測が出ていましたが
激変ですよね。
これはオックスフォード大学の研究での発表されたものですが、
今後120~20年でコンピューターAIに仕事が取って代わると予測したものです。
これ見ると産業系のものだけではなくて、知的労働の部分も入っている。
凄いことですよね。
税理士や弁護士も必要なくなるとの予測もあったりしてむしろ
何が残るのだろうか?って。
クリエイティブな仕事
が生き残るといわれている。
クリエイティブな仕事って、芸術系の感じもするけど
それだけでなくても結構あります。
そしてもうひとつが
コミュニケーションを取れる仕事
ライブもこれに入るのだろうか?
お客さんと楽しむ、時には飲み会も。
この部分は人でないと中々対応できないだろうって思う。
AIが飲み会にいるのはあまり考えられない(笑)
いすれにしても情報がインターネットによって更にSNSとかによって
爆発的に増えて処理しきれないほど多いのが今の時代の特徴だとも言える。
もちろん、AIとかに取って代わられるシゴトをしていきたいひともいないだろうけど
もう一つの選択として織田信長の
仕事は創り出すもの
ということも今後残る仕事の中であるのではないかと。
信長の生きた戦国時代も時代の大きな変革期であったといえる。
新しい武器、西洋諸国の文化、そして国自体が群雄割拠していた戦国時代。
今までと同じ価値観で動いているのではなく、
新しい価値観、そして行動する人を信長は好んだという。
これは信長自身の先進性もあるが、時代を敏感に感じていたということも
あるのではないだろうか?
当時の新しい武器で鉄砲がある。
これは信長が少年期の頃から興味をもって使っており
後年の戦いでも鉄砲を活用する場面が多く見られる。
また戦略面でも大きな変革を起している。
これが兵農分離という、いわば軍隊の常備軍だ。
他の戦国大名は普段は農業をしているがいざ合戦となれば
武士として働くという形がほとんどだったが
信長の軍隊にいたっては、早くから常備軍として
城下に軍隊に住ませ、農業とは分離させて生活できる仕組みを
創っていった。
これが戦でも役立ってくる。
この元になるのは経済だが、貿易や商工を重視して領民にも
過分な租税を課さないばかりか、楽市楽座という誰でも商売できる仕組みを
創ったり、経済を発展させて新しい武器を買ったり、武士の手当てにしたり
このようなことを発想したばかりではなく、実現させたところに信長の凄さがある。
仕事は創り出すものだ。という考えを実践していったとも言える。
今の激動期必要なことはこの信長のような仕事を創り出すということではないかと思う。
自分は、サラリーマンだとか、トップではないから。
そんな考えを捨てて、自分でシゴトを創り出す。
その姿勢が今必要なことだと思う。
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石川博信
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