御用達経済 サザエさんの三河屋 三平さんは凄い

公開日: : 最終更新日:2022/07/12 住宅営業, 偉人伝 ものの見方, 日々徒然草

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サザエさんの三河屋の三平さん 御用達の見本です。

サザエさんに出てくる三河屋の三平さんといえば御用聞きですね。

三河屋さんは本業は酒屋さんです。

日本再興の第一歩 アマテラスの伝言

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こんな風にお店で売っていることもあるけど、

地元に密着してお得意様(既存客)へのフォローが凄い。

少し時間が経つと、

「こんにちは~三河屋で~す」と裏口から声を掛けてくるシーンを何度か見たことも

ありますが、これ凄いんですよね。

例えばこんな感じの会話です。

「先月、お酒注文なかったから今回持ってきましょうか?

銘柄は○○でいいですか?」

とか

「醤油このところご依頼されていませんけど大丈夫ですか?」

とか

「今度こんな商品が出たんですよ」

とか

まるで相手のことを知り尽くしていながら、注文を頂いている。

ただ頼まれて配達しているんじゃなくて、

既存客をフォローしながらも

新規注文をとっているんですね。

で、三平さんに色々いわれたサザエさんは、

「じゃ、それも頼んでおきますね」

という感じで注文してしまう。

なんて行ってお客さんを喜ばしている。

これ凄いですよね。

一見さんではなくて既存顧客を大事にして何が必要がわかった上で

提案している。そして決して無理には勧めないし、

それはこれから先もずっと付き合いがあるから

いつでも機会はあるわけです。

そしてちょっと世間話でもしてコミュニケーションもとっている。

日本再興の第一歩 アマテラスの伝言

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凄いな、三河屋三平さん

もっと凄いことも・・・・

実は、お客さんに欠品させないようにということもあるけど、

先行受注 売上げ前倒し

ということも有った訳です。

小売ですから商品を仕入れます。その後販売するわけですが、

例えば商品を仕入れる⇒月末締めの月末払い

今月仕入れれば、来月には支払いもしないとならないわけです。

お店で待っているだけでなくて、既存客のところへ行って

商品を届けながら、商品を紹介して販売できれば

商品の回転も早いわけです。

当然、資金繰りもよくなっていく。

1日早く販売できればその分資金ができる。

一件あたりの売上げは決して大きくないかもしれないけど

ちりも積もれば山となるで、地域に顧客を沢山抱えているので

商品を届けながら、一緒に営業もしてしまうわけなんですね。

今では、ネット通販のアマゾンがなんとかこのような仕組みをWEBで

創れないか?ということで研究開発の結果できたのがレコメンドシステムという

「あなたにおススメ」とか「この商品を買った人はこれにも興味あります」とかの

表示があります。ついつい自分の興味にあったものが出てくるので見てしまう。

結果購入する人の多いこと。

アマゾン通販の内の3割の売上げがこのレコメンドシステムから生まれているといわれています。

Jeff Bezos, CEO and founder of Amazon, at the introduction of the new Amazon Kindle Fire HD and Kindle Paperwhite personal devices, in Santa Monica, Calif., Thursday, Sept. 6, 2012. (AP Photo/Reed Saxon)

アマゾン創業者のジェフベゾス

今はネット通販の最大手に君臨するアマゾンですが、御用聞きシステムをWEB上で表現することに

よって成功しているともいえる。売上げの3割もおススメ機能(レコメンドシステム)からの売上げになっているから

顧客への声がけが如何に有効で成果が有るものか?という示唆でしょう。

今の日本では三河屋三平さんのような御用聞きというのも

もしかしたら喜ばれる仕組みかもしれませんね。

というのも人との関係の希薄さは否めないけど、ちょっとした宅配で持ってきてくれるというのは

とても重宝なものだから。

御用聞きというのは、何か今では、ルートセールス的なイメージもあるけど

やり方によってはとても人的で、良いシゴトなのかな、といえる。

なんせ、日本の先人商人たちが気づいてきたことですから相当凄いものであろうとは

感じますね。

しかし根底には「既存客を大切に」という商人の魂が入っている。

人とのつながりという点からももしかしたらこのやり方は今の時代にもあっているのでは

ないだろうか?そんなことを思っていました。

日本再興の第一歩 アマテラスの伝言

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石川博信

石川博信

2009年ジーレックスジャパン株式会社創業。 日本の文化や歴史好き。小学校時代は通信簿で「オール1」の落ちこぼれ。日本にある素晴らしいものごとを国内外に広めていきたい。 それが私たちの想いです。長い歴史と四季のある気候に育まれた日本文化は、国内では衰退しつつある一方で、海外では日本の食文化、武道、芸道からコミック・アニメまでその愛好者は増加しています。 国内においては、日本の持つ素晴らしいものごとを見直し、海外においては、様々な商品にある歴史、ストーリー、想いを伝えていく。 日本のものごとが国内外へ広がり、その中で日本の文化や精神性に触れる機会を多く創出し、日本の素晴らしさを知って頂く事が、日本そして人類にとってもより良い社会へ繋がると考えております。
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