大物主 最古の神社 大神神社
公開日:
:
最終更新日:2017/08/24
巡礼記
大物主が鎮座する大神神社
この大物主という神様は古事記に出てくる神様の中でも凄い神様として知られています。
天津神(高天原にいる神様)と国津神(元々すんでいた神様)と大きく二つの神様に分かれるが
国津神の代表的な神様としても知られる。
国津神ではスサノオ、オオクニヌシ、オオモノヌシ、サルタヒコなどまさにスーパーパワーの持ち主が
多くいて(もちろん、天津神にもいる)その時々で節目節目に登場してくる。
大物主でいえば、国造りをしていた大国主は参謀として少名彦命と行っていたが
途中でいなくなり、これからどうやって国造りをしていけばと嘆いていたことに
現れたのが大物主であった。
写真は大国主と海からやってきた大物主
このときは、大国主が光る玉をみて
「汝はだれぞ」
すると大物主(光る玉)が応えて
「吾は、汝の奇魂(くしみたま)、幸魂(さちみたま)」
さらに
「私をきちんと祀れば国つくりに協力する、そうでなければ国つくりは上手くいかないだろう」
大国主は
「どう祀ればよいですか?」
大物主は
「私は大和の国の青垣の東の山上にいつき祀れ」
といった。
これが、現在の三輪山でここに大神神社ができた。
神社としては最古といわれているゆえんだ。
大物主の凄さは、この時王であった大国主がすぐ従う(これは大国主の良さでもある)
ほど、凄い力というか何か感じたのだと思う。
三輪という名前の由来
元々は美和山という名前の山であったが、ここに活玉依比売という美しい姫がいて
彼女のところに夜毎くる立派な男が現れ、たちまちに解任してしまう。
親が不思議に思って聞くと、夜に男が現れるという。両親はその男の正体つけつめようと
糸巻きと男に着けるように娘にいった。
そうして糸を男の服につけると美和山の社に続いており、三巻きだけの糸が残り
それで美和から三輪という名前に変わった。その男が三輪の神と両親は知った。
孝霊天皇の娘と結構するが娘は夜にしか戻ってこない夫を不思議に思い
顔も見ることもできない。そこで顔を見たいといったが、
「大物主は櫛箱に入っているが
その姿を見ても驚かないように」
娘は櫛箱をあけてみた、そこには小さな蛇がいた。
驚いてはいけないという話を破って驚いてしまった。
そのため大物主は三輪山に入ることになった。
大物主のような神様は他には存在せずその存在は違和感を放っています。
大国主との協力での国つくりから始って、やがて国津神をまとめていった大物主。
凄い日本の神様です
石川博信
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