常に考える 未来工業創業者 山田社長の言葉
公開日:
:
最終更新日:2017/07/15
巡礼記
未来工業 山田社長の言葉
もうお亡くなりになりましたがとても示唆に富むシゴトをされていたと感心します。
元々劇団を作っていて、それでは中々生活が成り立たないということで
仲間と家業である仕事を継いだことがきっかけです。
カンタンに言うと、コンセントのソケットを作ったわけですが、当時は松下電工が
ほぼ市場を握っており、出番がなかったと思われた。
しかし、会社の製品としてもそれくらいしかなく、これをどうやったら売れるか、考えていったという。
結論としては松下電工はガリバー企業で規模も、シェアも大きい。
そして、コンセントの部分ももちろんシェアをにぎらられているが、その他の電材もほぼ松下電工が
シェアをとっていた。ということは、このコンセント市場というのは価格も小さいし
もっと大きな(例えばシステムキッチンとか)部分には力を入れているかもしれないけど
コンセントソケットでいえばさほど力をいれてないのではないか?
そんなことを考えたそうです。
いざ、営業にでてみるとやはり、松下との付き合いとかで中々牙城が切り崩せない。
そこで、ソケットだけ見てもらう工夫と現場の作業する方たちのやりやすい方法を考えて
ソケットを改良していくことにした。
これは、値段を安くして納入してもらっても限界がある。
それよりは、現場の作業がしやすくてその分、少しだけ値段を上げて価値をつける。
ソケット自体がさほど業者さんからすると値段が高いものではないので
作業もしやすくて、少し値段が高いくらいなら・・ということで
評判も広がり、あっという間にトップシェアになるに至った。
この考えは、今に受け継がれている。
安売りはしない
価値をつける
喜んでもらう商品にする
その源になっているのが
常に考える
という社風です
ユニークといわれる経営で有名だった山田社長ですが
「ホウ、レン、ソウ」の禁止とか
上司からの命令の禁止
これは、部下と上司が納得、理解したうえでシゴトをするという原則で
進めていっているからだそうです。
部下が納得したうえで働くということが基本姿勢です。
ですので、部下を説得、納得させられない上司は
すぐに降格となります。
要は、上司、部下ともに互いに考えてシゴトを進めるということ。
実行するシゴトについても、納得して進んで行うことと
納得できなくては、良い結果がでないということ。
儲かっていない会社の反対をやれば儲かる
という考えも一つの特徴ですね。
とにかく、安くしようとする。
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それよりも価値をつける、お客さんが喜んでもらうということを考える。
作業服をかっこいい服に。かっこ悪い作業着では社員のモチベーションが上がらない。
感動して、喜んでくれるように考えているか。
ニーズとウォンツ、そして仕組みを考えれば感動が生まれる、感謝が生まれる。
取引さから、お宅の会社に転職したいといわれるようになんなきゃ。
それくらい魅力ある会社をつくろうと思ってもそんなに難しいことじゃない。
ウチもそうだけど一杯事例もあるしね、とにかく儲かってない会社の反対やればいい(笑)
取引先も喜んで、社員も喜んでいくと皆が幸せになっていくよ。
それは、トップも管理職も皆で知恵を出すことなんだね。
常に考えること。
これを徹底的にやると、どこも追いつかないくらいの会社にもサービスにもなると思う。
実際そうやって来たしね。
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常に考える・・
大事なことですね。
石川博信
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