梶山季之 本の力は永遠だ
公開日:
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最終更新日:2017/07/13
日々徒然草
梶山季之 経済小説を中心に多くの作品を残した
私はとても好きな作家の一人です、残念ですがもう亡くなってしまいましたが
私が氏の小説を読んだのは高校時代が多かった。
ちょうど私の姉が読書家で、この本面白いよって紹介されたのが
きっかけだった。随分多くの著書を読んだものです。
その梶山季之へのインタビュー記事があって、僕はその話を今も
とても良く覚えている。
それは本の意味についてだったんですね。
曰く
「本には凄い力がある。中国でも文化大革命とか昔の文献を徹底的に
排除した。それは一つでも本があると、そこからまた違う力が
沸き起こったりすることもあるから。文字を紙に起こしているだけなんだけど
不思議にそこに魂が宿るというか、力を持っていくんですね、本というものは。
だから僕は、本の力って永遠に残るんじゃないか?そんなことを
思っている。永遠に残るものだからこそ、力を抜くことはできない。
精一杯、分かりやすいように文章をつくる。
作家の僕に出来ることはこれくらいだね」
不思議なものですよね、本には不思議な力がある。
本を読んで気付いたり、励まされたり、学んだり、楽しんだりすることができる。
私は、梶山季之の本から学んだことってとても多かったと思ってて、
経済小説ではあったために、高校生の私には分からない言葉とかもちろん仕事の流れ
なんかも分からなくて、それらをよく調べたりしてみた。
また、分からない言葉とかあるので、それを調べるためにまた本を読んだりしてみたり
して見た。当時、日経新聞がが読めれば経済が分かるということも聞いたりして
それならばと、経済用語で分からなかったり、特に株式面とかは専門用語の塊で
何がなんだか分からない。
それで経済用語を調べてみたりしたものです。
そんなこともあって、高校時代には日経新聞に出てくる言葉の意味とかは
おおよそ分かるようになった。
でも、言葉を知ってるからいいってわけではなくてやはり、どう生かすかってことが
大事に成ってきますね。
でも、経済用語をわかって本を読むとまた本を読むときの理解が
違ってきてとても楽しめた。
やっぱり、そんなもんなんだなって。
高校時代にこんな本を読んでいたことはとっても良かったと思いました。
今はあまり言われないけど、以前は日経新聞くらい読まなきゃとか、
意味がわからなきゃってテレビでも見たこともあったけど、
ああ、バブルの財テなんて言葉がはやったときの話ですかね。
中高年の方が株の勉強したり、日経新聞を読む為になんてテレビでやったり
していて、私は、ええ?この年齢でこんなこと知らないんだ・・
って思うことと、もしかしたらこんなことしっててもあまり役に立たない
のではないかって思ったりした。
だって、中高年の方が今から学ぼうってやっているんだからね。
で、やはり実業や国際政治、それから歴史、宗教、民族のことに
段々興味も深入りして本を読むようになった。
今から20年以上前のことだけど、この時期に沢山本を読んだことは
とても良かったと今でも思いますね。
本の力って凄い、だれがいつ、創ったか分かりませんが
人類の資産ということもいえると思います。
今は、本を読むことも、そして創ることも出来るので
楽しみも色々あります。
本に囲まれて幸せですね。
石川博信
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