能舞台に気づきを頂いた
公開日:
:
最終更新日:2017/05/23
日々徒然草
能舞台に気づきを頂いた
少し前ですが、能舞台を使って立命立志式という祭典の世話人として参加していました。
立命立志式というのは、戦前までは立志式は中学校で行われており、戦後教育の中で希薄に
なったものだそうです。その歴史は古く奈良時代から戦前まで行われていた。まさに、日本の
文化というべき素晴らしいものなんですね。
立命は50歳以上で、立志から天命に生きるが如く天に宣言することです。
どちらもそうですが素晴らしい内容で、今回は二人の祭典が行われましたがどちらも素晴らしい方なので
参列させていただきました。
中央のあたりに私もいます・・小さくてちょっと見えづらいですかね。
能の実演では、「お幕」という入り口があり、そこが現界と幽界の境なんだそうです。
そして実演が終わると真っ先に裏方への挨拶をする。
表舞台があるのは、裏方のおかげであり、更には現界と幽界が表裏一体
ということの表れでもあるみたいですね。
僕はこれは凄いなっておもった。もう文化として700年以上の歴史がある
能ですが、文化が成り立つというところですがこの時代に既に裏方への配慮など
あるものだと関心した次第です。
私は今回は「幕」の係りでした。まさしく幕の開けるところの役を仰せつかった
わけで、何かこう、感じるところがありました。
裏方も素晴らしいし、表方も素晴らしい。両者と観客と一体になって初めて
良い祭典が出来る。
それはとてもよく分かったんですが、一番感じたことは
裏方でもなく、表方でもなく、観客でもなく
このような場を創っていく事
私が行うことは、これなんだろうな・・って思いました。
そもそも何故、世話人として参列したのかって意味もよく知っているから、、という
コトが大きかったけど、何か他にも意味があるだろうなって漠然とした
感じはなぜか自分にはあったわけです。
そっかーーー!
このような場を創っていく事
これを感じさせるために、頭ではなく魂から感じられるように
この場に来たんだって凄く府に落ちた。
かといって、私の力とはたかが知れているし、私が何話すのってこともあるし、
うーーーん、って帰りながら考えていたんですが、
実はまだ、解答は見つかっていない(笑)
それでも、やるべきだなって。強く感じたんですね・・・
でも、実際にどうなんだろう?何を伝えるか、どんな場を創るか・・
自分でもできるのか・・って言うところが正直なところですが
でも進むしかない。それが一番だっていう、自分の心もそういってるしね。
そんなことで気づきもあり、とても気持ちがすっきりした経験でもありました。
私は元々学校成績がオール1ではじまった、超がつく落ちこぼれだった。
そう考えれば、怖くもない(笑)
これからそこを捉えて進んでいこう!と思います。
ブログ読者には、私と直接知っている方と、知らない方といる。
実際、直接知らない方からのメッセージとかいただいてとても嬉しく
思っています。
さーーてやっていくか!ってまだ決まってないけど(笑)
石川博信
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