取材の奥深さ
公開日:
:
最終更新日:2017/04/06
日々徒然草
新建新聞社の山本氏より取材を受けている浄法寺
新建新聞社では、新建ハウジングという工務店業界向けの業界誌や雑誌を作っている会社ですが、
先月にこの業界誌の記者が来社されました。
限られた時間の中で、どのようなことをインタビュー先からいただくかというのが
ポイントですが、もちろんただ聞くだけではなくて、聞いた内容を持ち帰って
編集や校正をしないといけないわけです。
一見、インタビューってカンタンなようですが、やっぱりこれも奥深いなと思う。
まずは、インタビューする相手のことを知っておく必要がある。
それから、どの内容を聞き出すか?
紙面の中でどのような位置づけで記事として紹介するか?
読者の人にとって有益な記事になるか?
こんなところを考えて行う必要があるということですね。
コンテンツとして魅力があるからインタビュー先として
いくわけですけど、その魅力を引き出すことは、
編集に係わってくるわけです。
今、インターネット、ソーシャルメディアも隆盛の中で様々な情報は
ほとんど無料で見ることができるし、情報も得ることができる。
そんな中でも、有料でも読みたい、知りたいという内容を作るには
より、
編集力が問われる時代
なのではないかと思います。
編集力はまさしく、色々な要素が絡みます。
文章の力、デザイン、写真の使い方、そして読者の関心やこちらが
伝えたいこと、通常の紙面であれば当然スポンサードする広告主のこと
そして納期など様々な条件の中で作りこまれるものになります。
その、大元になることもなる、インタビューはとても大事ですね。
ここで、ある程度の情報を拾っておかないとコンテンツして
魅力的なものになるか、そうでないか分かれることもある。
魅力的なコンテンツになれば、読者も広告主も増えていくというのが
一般的な考えです。
編集力はキューレーションともいわれますが、ネット上では、いわゆる
まとめサイトとか
ありますが、これはキューレーションメディアの代表的なものですね。
なので、個人が行っているものが多いですが、
人によって面白くまとめているものもあれば、あまり面白くないものもある。
やっぱり人気のあるコンテンツは、読者の関心ごとに合わせて上手に作っている
なあ、と関心するまとめサイトもありますね。
このブログもそうですが、ある意味編集力が問われる内容とも言えるわけで
僕もまだまだです(笑)
文章力もそうですが、編集力というのもとても奥深い。
作家の村上春樹さんが文章力についてこんなことを言っています。
「文章力は努力である程度は上手になれるが、それ以上の文章を
つくるのは先天的な能力があると思う。
女性を口説くことと同じで先天的な能力が大きいと思う」
凄い表現ですが、ある程度には誰でもなれるが
あとはセンスが大事だということをいいたいのだと思う。
取材の奥深さから文章や編集力のことを書いて見ました。

石川博信

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