ジェフリー・アーチャー 伝わる文章
公開日:
:
最終更新日:2017/03/21
日々徒然草
ジェフリー・アーチャー 作家で貴族であり政治家でもあった。
私がジェフリー・アーチャーの著書を読んだきっかけは姉が本を読んでいたことがきっかけでした。
印象がある本は「ロマノフスキ家の娘」でしたが、この作品はアメリカ移民の女性がビジネスの世界で
成功してやがてアメリカ大統領になるというものでした。
この物語は、よくあるサクセスストーリーですが、サッチャー首相のような強さとある種の優しさもあり
何処となくかぶる部分がありますね。
「鉄の女」と当時のソ連から鉄の女と称されたサッチャー
「大英帝国の旗の下祖国に救援を求める国民が一人でもいる限り
わが国政府が見捨てることは絶対にない」
サッチャーはアルゼンチンとのフォークランド紛争でも、果敢にアルゼンチンへ挑みやがて領土を奪還するも
その際には
「国家は領土である。そして国際法が力の行使に勝たなければならない」
として、上記の名言をいったといわれる。
その他にも経済改革でも、電話、ガス、水道など様々な国有企業のインフラの民営化推進や
金融システムの改革や一方で所得税や法人税も大きく引き下げた、一方で消費税を8%から15%まで
引き上げを行うなど大胆な政策を行った。
この経済改革や教育制度改革では
「政治家は好かれなくてもよいが、
尊敬されなければならない」
と、信念による政治を貫くことの大切さを語っている
サッチャーの話はともかく、ジェフリー・アーチャーの作品はどれも
特徴があり、主人公を色々な人や見方で捕らえる複眼的な見方を
することが特徴でもあり、より作品を際出させる手法とも言われている。
同じような内容でも主人公をどう浮き出させるか?というのは
ホント文章の力で違ってくる。
私がジェフリーアーチャーの本を読んでいて、読みやすいな~とか
面白いなって感じるのはやはりこの表現力というところからだと思います。
日本の本やマンガでも、主人公のライバルをとても強くひきたてて、
主人公はそこまで強くない。
しかし結果最後にはかってしまう。そのようなストーリーで
主人公を際出させるというのはよくあるシナリオですが
思わず引き込まれてしまう。
とても読みやすい本です。
私は最初ジェフリーアーチャーは作家とばかり思っていたけど
政治家でもあり、貴族(一代限りの貴族)でもあったんですね。
政治的な内容などが多いと思っていましたけど、
そんな背景があったんだと知ったのは最近のことです。
皆さんもきっと好きな作家さんとかいると思いますけど、
同じ内容でも書き手によっても随分違うイメージになったり
文章そのものも、硬い感じの方がいたり、反対にとてもやわらかくて
読みやすいという方もいると思いますが、全体にやわらかい文章の方のほうが人気が
ありますね。やっぱり読みやすいというのは、ストーリーも大事ですけど
分かりやすさ、読みやすさというのは、とても大事。
相手にどう伝えるか?ということは優しいようで、結構難しかったりする。
文章が命なので、どう表現すればいいか?というのは
著者や編集者にかかっているということですね。
特に元の文章を創っている著者は特に力が大きい。
相手にわかりやすく伝えるということは仕事でもプレゼンでも大事ですね。
こう、考えると分かりやすさというのは、大きな技術ということであると
改めて思います。
分かりやすさ、追及していこうと思います。
石川博信
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