マッサンのウイスキー造り
公開日:
:
最終更新日:2017/03/07
日々徒然草
マッサンで有名になったニッカウヰスキー
NHKのドラマでも人気が有りましたね。
これは実話を元にしたドラマでしたが、大正時代に造り酒屋の息子がウィスキーと出会い
単身スコットランドにわたり、そこで出会った女性と国際結婚をして日本に帰ってきて
ウイスキー作りを始める中でスコットランド人の女性が日本文化の中で戸惑い、感銘を受けながら
やがて、ウイスキー作りを成功されるという物語です。
最初、主人公はウイスキーにほれて色々な方に紹介し、こんなもの創りたいのだ!と支援者などへ
一生懸命伝えるが、中々理解を得られない。そして自分で創ってみても中々上手につくることも
できず、悪戦苦闘し、予算も厳しくなる中で支援者たちにも支えられついには
日本産のウイスキーつくりを成功した。
そこまで大変な苦労もあったと思う。
何度もくじけそうになる。
しかし、妻や支援者などに励まされて最後には成功することが出来た。
私はこの心意義は凄いなって思う。
いまや日本のウイスキーは海外でもとても評価が高く、海外で買おうとした場合には
値段も高いので、日本に来る際には日本のウィスキーを飲みたいと
楽しみに来る訪日外国人も結構多いそうです。
造り酒屋でそのままあとをついでやっていても悪くなかったかもしれない。
しかし、自分の目指すところ、そして本気でやってやろうと決めたことでは
退路はない、というか考えもなかったと思う。支援者からは、
何度も、別の事業をまず立ち上げてそれからウィスキーを拡げたらどうだという
声も聞き、りんごジュースを途中作ったり実際には紆余曲折もあったが、
そういうことをやるたびに、自分がやりたいのは此れじゃない!とやっぱり
ウィスキーつくりに情熱を燃やして進めていく。
この姿勢は学ぶべきところが色々あります。
そして、最初のころの失敗の要因についても、学ぶことができると思う。
もちろん事業は、成功もあれば失敗もある。
先人の心意義溢れる成功の話の裏には必ず、情熱、心意義、信念という
ものがある。
このウイスキーつくりでも最初は信念や想いばかりで、中々実成果には繋がらない。
でもそこであきらめなかった。
どうすればできるか?
どうすればもっと美味しいウィスキーができるか?
どうすれば知ってもらえるか?
このようなことを繰り返し最後には成功した。
失敗から学べるとしたら、やはり知ってもらう方法ということだったと思う。
最後には良いウイスキーができて、広がっていくわけだが
ストレートでいきなり飲ませても、それまでの日本人は日本酒をほとんど飲んでいて
あと、焼酎で、ビールはまだ爆発的には広がっていなかった。
つまり、強いお酒にはなじみがなかったわけですね。
そして、水割り、ロックなどで飲み方を教えて進めて行くにしたがって
支持者が増えていった。
我々もそうですが、相手が飲み込みやすい方法というのも視野に入れないと
成らないと思う。
どんなに良いものでも、相手になじみがなく受け入れられないという点をどう克服
するか?ということを最初からしっかり見据えて進めることが
大事ですね。
つまり、新サービスや商品を考えたときには
この相手への飲み込ませ方を考えたうえで進めていくことが大事ということ。
そこを良く見据えて行きたいと思います。
石川博信
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