孫子の兵法 

公開日: : 最終更新日:2020/02/23 日々徒然草

20150520000158

孫子の兵法 太古から続く永遠の本です

孫子の兵法は日本でもとてもメジャーな本で、有名なものとして戦国武将の武田信玄が

自軍の旗に「風林火山」を掲げていたことでも、孫子の兵法がいかに浸透していたか

わかりますね。武田信玄はその後孫子の兵法の応用、そして領国経営にまで

まとめた甲陽軍艦という書籍にまとまります。最もこれは武田信玄が作ったのでは

なく、非常に有能な部下であった高坂弾正がまとめたといわれています。

実は、私はこの本はとても好きで何度となく読み返しています。

 

孫子のは中国の春秋時代の武将で孫武の尊称といわれています。

有名な言葉では

彼を知り己をしれば百戦危うからず

相手をしっかりしるということ、自分をしっかり理解したうえで戦えば不敗である。

ということですね。とかく、相手の弱みを見ていけると思ったり、自分の強みで考えて

戦うものが多いが、それでは勝敗は五分五分。

相手の強弱、自分の強弱をしっかり理解したうえで戦うことが大事だとといています。

これは、とてもシンプルですが、重要で基本ともいえる孫子の考えです。

百戦して百勝は善にあらず、戦わずして降すは善の善なり

もっとも良いのは戦わず、外交や謀略によって相手を下すことだ。

一番は相手に隙を与えないこと。二番目は相手の謀略を打ち破り外交戦略をもって

封じ込め勝つことである。

そして戦うには時期がある。

一つは戦う時期かどうかの判断ができていること

二つは状況を配下の武将より理解しないで指示をだすことは避ける

三つは目標の共有を全軍が出来ていること

四つは敵の不備を理解し一致団結してそこへ向かえる体制ができていること

5つめは配下の将軍が有能で口出しすることなく裁量をもち振舞えること

基本的な項目だとおもいますが、これが実践になると抜けてしまったり冷静にこの

項目を見ることなく進めて敗戦を喫してしまうことがある。

十分気をつけることとしています。

善く戦うものはこれに勢を求めて人に求めず

これは主導権を握るということである。振り回されるより振り回す側になる。

こちらの意図に相手を進めるのは、相手にそのように動かないと不利だと

知らせることが大事であり、その実を知らせないように工夫することである。

相手の意図を汲み取り、こちらの意図はしらせないことである。

そうするとこちらの作戦は相手に集中できるが、相手は意図が分からず

力を分散せざるをえなくなる。これができれば十倍の相手を迎えても勝利ができる。

これは、実際に桶狭間の戦いでの織田信長が実践しています。

大軍団の今川義元を迎え撃つに、相手を分散させて

織田信長は今川義元本陣のみをめがけて進み、今川義元の首を取ることのみに

専心し勝利を得た。

同じように、昨年の大河ドラマ真田丸でも、十倍の兵力の徳川軍を打ち破った。

歴戦の勇者で大軍団である徳川を迎え撃っても破ることが出来たわけです。

凄いですよね、だからドラマにも本にもなるということですね。

孫子の兵法は、軍略書というわけだけでなく、事業でも経営に応用できる

そして日本でも有名ですが、海外特に欧米で研究が勧められて先の大戦においても

応用されたといわれています。

古来から今に至るまでの名書は、やはり意味が合って残っています。

これからもきっと人々に詠まれ続けるでしょう。

孫子の本自体は文自体は少ないのですが

そこから示唆を与えるようなものが多くあります。

その示唆を自分に置き換え考えてみるという

のができるのはやはり名著の特徴ではないかと思います。

孫子では

戦いには、「勢い」「節」という節目を狙うというものがあります。

勢いでは、勝つには勢いが大事だと言っているわけです。

勢いをどうつけるかが大事であり

川の石が流れによって動くように

その勢いを持ってくるための工夫の大切さをといています。

孫子はは私も好きで何度となく

読んでいますが

何度読んでも発見がある本です。

このような名著をときに読むということが

教養の一つではないかと思います。

きっと自分に置き換えてみると色々な

発見があるのではないでしょうか。

このような叡智の結集という本は人類の財産ともいえますね。

The following two tabs change content below.
石川博信

石川博信

2009年ジーレックスジャパン株式会社創業。 日本の文化や歴史好き。小学校時代は通信簿で「オール1」の落ちこぼれ。日本にある素晴らしいものごとを国内外に広めていきたい。 それが私たちの想いです。長い歴史と四季のある気候に育まれた日本文化は、国内では衰退しつつある一方で、海外では日本の食文化、武道、芸道からコミック・アニメまでその愛好者は増加しています。 国内においては、日本の持つ素晴らしいものごとを見直し、海外においては、様々な商品にある歴史、ストーリー、想いを伝えていく。 日本のものごとが国内外へ広がり、その中で日本の文化や精神性に触れる機会を多く創出し、日本の素晴らしさを知って頂く事が、日本そして人類にとってもより良い社会へ繋がると考えております。
・会社のホームページはこちら
・本を使ってビジネスを拡げたい・世界へ発信したい方はこちら
・本を出版したい、相談したい方はこちら
・今ある本やカタログの電子書籍化をしたい方はこちら
・フェイスブックはこちらから
・ツイッターはこちらから
・一社コミュニティービルダーはこちら

セミナー・研修情報 
*コロナ化の為一部個別相談としているセミナーも御座います。

時流を捉え、原点を見直し、未来を創る 進化道場バナー600
出版物を電子書籍化・再版で販売してみませんか? 電子化

●石川博信への執筆・講演・セミナーのご依頼はこちらから

●まだSNSで繋がっていない方はこちらから繋がれます

友達申請の際は一言「ブログを見ました」など頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

関連記事

eejya-minsyu-1

ええじゃないか運動 社会を変えた祭り

2023/12/27 |

幕末に起こったええじゃないか運動 踊り祭りが維新を進めたかもしれない このええじゃないか運動...

記事を読む

Jeff Bezos, CEO and founder of Amazon, at the introduction of the new Amazon Kindle Fire HD and Kindle Paperwhite personal devices, in Santa Monica, Calif., Thursday, Sept. 6, 2012. (AP Photo/Reed Saxon)

アマゾン 世界一親切な企業を目指す

2017/03/22 |

アマゾン創業者 ジェフベゾス アマゾンはもはやECサイトという領域では語れない位様々な事業を ...

記事を読む

2017-06-26-16-19-33

地酒自動販売機 仙台駅ビルにある

2017/07/09 |

地酒自動販売機 仙台駅ビルにある酒屋さん 半年位前だったと思いますが、日本酒の自動販売機がある...

記事を読む

img_5708

AI、ロボット時代は駆け足でやってきていると感じた

2017/07/11 |

AI,ロボットの時代は駆け足でやってきている 先日、AIやロボット展に行ってきましたけど ...

記事を読む

JUバナー

  • コラムライター 募集
  • 人財力チーム力向上セミナー
  • 歴史観研究会
  • 日本と世界の架け橋EBOOKプロジェクツ
  • オモイカネプロジェクツ 本の力で経世済民
  • 出版の相談・本の販促
  • Japanese Style: Exquisite Problem Solving Wisdom
  • 著書:日本の偉人の仕事術(日・英併記)
  • LE SOLEIL SE LEVE A L’EST DE L’OBSCURITE A LA LUMIERE: COMPETENCES ET TALENTS DES PERSONNALITES QUI ONT FAIT LE JAPON (French Edition)
  • Para hacer negocios
Los Secretos del Éxito de los Grandes Japoneses
Conocer el parte de las hazañas: ¿Si usted fuera ellos, que haría? (Spanish Edition)
  • THE REAL RICH LIFE: Unlock the Secrets of Relationships
  • 子供たちに伝えておきたい日本のこと
  • 改訂版 とっておきの見込み客発掘法 アマゾンで発売中
  • 山元ビジネス塾 ビジネス発展で自分も日本も元気に
  • 障害者アートプロジェクツ
PAGE TOP ↑