武田信玄の言葉 最後の詰めほど用心深く
公開日:
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最終更新日:2017/01/31
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武田信玄 戦国を代表する武将です
戦国最強といわれた武田騎馬軍団を整えた信玄は、戦上手なだけでなく
治世にも優れていました。
トップダウンが多い家臣との会議においても、家臣の意見も尊重し
「人は石垣、人は城」
というとうり、生涯にわたり城を創らなかった武将としても有名ですね。
数々の戦や治世の中での言葉が
「最後の詰めほど用心深く」
というものがあります。
物事でも、戦でもほぼ、終わった。そこで満足するのではなく
「本当に大丈夫か?最後にもう一回確認する、念を押す」
これが出来てないと後で思わぬ労苦をすることも、更には
また同じようなことをしないとならないこともある。
最後の詰めは本当に大丈夫なのか?
もう一回確認する、念を押すというのも信玄自身の経験から出ている言葉だと思う。
実際の信玄の戦でも何度かあった。
戦が終わり物見に忍者を行かせると一人はもう相手はほとんどいず、このまま進軍しても
問題ない、といい、別の忍びは、相手は少ないが、まだ油断できない、という。
結局、家臣団の話もあり、進軍したところ、案の定、伏兵ば待ち構えており
手痛い戦になったこともあった。
よく後で確認してみると、伏兵が潜んでいそうなところまで最初の忍びは見ておらず
その指示も家臣から出ており、ある程度見ればよい。ということだった。もう戦は勝ったのだから
おおよそ分かればよい。ということを伝えていた。
(というのも、武田軍が強かったということもあり、そこまで必要ないだろうと思ったんでしょう)
もう一人の忍びは、いつもどうり細かく調べて報告した。
ことが終わり家臣との会合の席で信玄は
「この責は我にある。が、最後の最後、
最後の詰めほど何度確認してもよいものだ。
間違いないと自身の目で確かめてから報告いたせ」
それからというもの、忍びもそうだが、家臣団のうち誰かが戦況報告にしても、治世の進捗も自分自身の
目でみて、修正すべき点は修正する、確認すべき点はしっかり確認する。
そのような形になっていった。
後年この仕事の仕組みは、徳川家康の江戸幕府、北条、など有力大名にまで広がったという。
志事でも、何か創ってみた、まとめて見た。というのは良くあることで
出来たとおもって確認をおろそかにしてしまうこともある。
一つ出来たらそれをしっかり確認する、自分自身の目でよく見ること。
基本的なことだけど、最後のつめというのはそんなことでも大事なことではないかと思う。
僕も、仕事がら報告書を貰ったりすることもあるけど、
誤字脱字に始まり、数字の確認ミス、もやはりある。これはまさに
最後の詰めが出来ていない証左
ちょっと確認すれば皆解決できる問題ですから、勿体ないと思う。
もちろん自分自身でも心がけて行こうと思います。
石川博信
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