一隅照の志事を 最澄の言葉
公開日:
:
最終更新日:2017/04/08
巡礼記
天の岩戸開きがあったとされる天岩戸神社
平成28年再び開くという年が終わり、平成29年の再び究極へという年が始まり
もう4ヶ月ですね。月日がながれるのはやいものです。
昨年は、志事で言えば今まで行っていた事業や、それから、新しく二つ事業の種を蒔き
合計三つの事業を興し、更に互いに活かしあうとう仕組みを始めた年でもありました。
再び開くということで言えば、この三つの事業がコアになり更に広がっていくと考えます。
実際に我々くらいの規模の会社で三つの事業の同時遂行というのは無謀とも見えるかもしれない
ですね、外からみれば。
でも僕自身は全くそんなこと考えてなくて、それぞれ事業をきちんと遂行できる「人」が
揃っているから良いと考えたわけです。一つの部門に集中して事業を行っていくことで
更にその事業は伸びていくだろうと思うし出来たと思う。
しかし、それも行っているのは「人」なんですね。
その「人」がどういう志事が良いか、向いているか、そしてやりがいや楽しさを志事のなかで
感じ取れるか?そう考えて三つの事業部門という形にした。
現在も過去も素晴らしい偉人、経営者がいる。
その中でも松下幸之助さんは新しい事業についてこのように語っています。
「新しい事業を始めるときに最も大事なことは、人がいるかどうかや。
その任をしっかりやれる人。これがなくてはどんなに良い事業計画でも上手くいなかい。
任される人材でもっとも大事なのは、熱意だ!経験や技術も大事だが熱意以上のものは
ない。熱意で事業は動く」
お茶の精神 持っている全てを出したとこから侘びが産まれる
茶道でも侘びという精神がある。自分の持っている力を出し切って、自分の精一杯は
ここまでです、申し訳ありません・・という精神でおもてなしをするところから
侘びの精神が生まれる。
例えばオリンピックでもオリンピックで自分の力を精一杯だしている選手をみて感動したり
するのは、自分の全てを出し切った姿をみているから。
10ある力の10出すところに侘びという美しさが産まれる。
逆に10ある力で8しか出していないと、手抜き、美しくないという感じもある。
どんな力があっても全力で尽くすところに美しさがある。
これは志事の上でも大事なことだと思う。
天の岩戸開きは自分から開く
古事記でも出てくる天の岩戸開きの話ですが、古事記自体もいくつもの解釈もあるので
どれが正解かというのは難しいところですが、一つの比喩としての解釈も言われいることが
天の岩戸開きは、史実とかではなく例えであるということ。
本来自分が持ってる魂の声が中々聞く事ができない。その為に祓い清め、それから楽しさ
を味わい閉ざしてしまっている本当の魂の声を聞く。これが岩戸開きということも言われています。
だれでも持っている崇高な想いを自分自身で開くというものです。
人生での志事の時間は多くを占めている。
結果は分からないけど、自分の志事に対して10ある力で10の姿勢で臨もうと思います。
これは誰でもすぐにでも出来ること。
一隅照らす人財に誰しもなれば自分だけでなく社会全体が更に良い社会へ進むのでは
ないかと思うし、働くことはハタをラクにするという意味としても考えられ
決して自分だけのためではないということで、周りの為に行っているということです。
そう思うととても志事に崇高さを感じてきますね。
再び開くから究極へ。
今、あるところで全力で行くとそこから道は開けていく。
今を全力で出来ないのもは何もできない(豊臣秀吉のことば)
今の自分のいるところ、そしてできること、やろうとしていること
そこに全力でやっていくことが大事なことですね。
まだまだ出来る、まだまだやろう。そんなことを思いました。
石川博信
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