京都 竜安寺の石庭
公開日:
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最終更新日:2017/02/13
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美しい石庭 京都竜安寺
極限までそぎ落とされたシンプルさは人々を魅了し続けている。
室町時代に創られたこの石庭は禅の影響を強く受けているとも言われます。
言われるととてもシンプルで、その中にも美をしつらえることが感じられます。
有名な話ですが、ココに並ぶ石の数は全部で15個ありますが、
何処から見ても14個までしか見えないつくりというのが、また面白い。
何故このような仕掛けをしたのか?
それは今になってもわかりませんが、色々ととく鍵はありそうです。
15は完全数字という思想
「七 五 三」も足すと15になり、
15夜は満月を現します。
そして14という数字で常に一つ見えないというのは、不完全さを現している
という考えがあります。
常に足りない、常に、完全にならない。つまり満ちてしまえばそこからは
下りしかないという考えで、
物事が成就がいつまでもしない、最後の一点は未完成で常に追い求めている。
例えば権力の頂点にたてば後は下るしかない。
そのような考えに基づいてわざと14個しか見えないように仕込んだということ。
15という完成された数字に対して常に14までしか至らない、そして
見えない「1つの石」を観ようと追求する。
実はその見えない「1つの石」は今、自分が存在することへの感謝と
14つの石+今存在し感謝をしている自分がいて15になるという考えもあるそうです。
これを現しているのが、竜安寺にある石ですね。
禅の考えは今や日本国内にとどまらず世界中に広まっていますね。
その中でも、経営者ではスティーブジョブスが影響を受けたとしても
有名です。あの美しいデザインのアップル社の商品のデザインも
禅という考えが影響されているのだろうと思います。
吾れ唯、足るを知る
円の中の□を中心に吾、唯、足、知
良くこのようなものを創ったものですね。
実は、僕は最後の一つの石はここではないかと密かに考えています。
これは石であって石ではない。
石庭を眺めている自分が実は、このつくばいとなっていれば
15と成る。
つまり完全という意味で
昔から伝わる叡智というのは凄いですね。
そう考えれば、温故知新。
古きをたずねて新しきをしるという言葉がありますが
これも素晴らしい言葉で
実践していきたいものです。
石川博信
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