松下幸之助 根源の社 危機は危険と機会の両面を持っている
松下幸之助 根源の社で祈る姿
常に、事業が根源から見て宇宙の生成発展に役立っているか
社会の為になっているか、自分自身とも向き合っていたという。
危機は危険と機会とどっちもある
経営の神様と言われた松下幸之助は、こういいました。
「厳しいときは、好況期では見えないものが見えてくる。
すなわち、業務の見直し、生産性の向上、販促の対策など
多くの課題が浮き彫りになり、これを正すチャンスでもある。
事業というのは、好調のときもあれば不調のときもある。
好調のときは更に伸びるように、不調のときは事業見直しの機会である。
不調のときに何を準備しているかで、また好況になったときの
成長度合いが変わってくる。
好調よし、不調またよし、である。
大切なことは、日ごろ好調であっても不調に際しての
ダムを作っておくことである。
資金のダム、人のダム、顧客のダム・・いくつもの
ダムを蓄えておくことで不調に際しても
堂々と対策が打てるのである。
社会には、必ず波があることを
忘れてはならない」
松下幸之助の有名な言葉です。
事実、松下(現パナソニック)は何度も危機を乗り越え
そのたびに強くなっていった)
いずれにしても、不調がないことに越したことはないと
考えるのが普通だと思うが、
このあたりが、松下幸之助が凄いところで
好調、不調どちらもあるのだ。
と達観しているところにすごさがある。
人は意識しているものしか見えないという
この絵ですが、何に見えるでしょうか?
壷に見える人もいれば、向き合った人の横顔に見える人もいると思います。
最初にどちらか見えたと思いますがいかがでしょうか?
そして同時に中々見ることができない、つまりどちらかに意識がいってしまうとうこと。
危機は危険と機会とどちらも持っている
どの状態で認識するかだけど、例えば日本の現状をみて、危機だ!と見るか
機会だ!と見るか?でその後の動きはまるで違ってくる。
志事でいえば、危険とも見れるし機会とも見れる。
これはどの会社でもそうじゃないかと思う。
で、自分で考えたときに、機会を良くとらえようと。
もちろん危険への対応も必要ですが、そこばかりに意識がいっていると
どうしてもその対応が中心になりそこに意識を持っていかれてしまう。
折角、意識は自分で決めることができるのだから機会としてとらえたいと
思うんですね。
機会としてとらえた場合には、幾つかハードルが出てくる。
そしてこのハードルも「越えられるため」にある。
越えられなければ、扉をつけたり、ジャンプしてもいい(笑)いずれにしても
越えられるために出てくるのが「ハードル」ってこと。
そしてこの「ハードル」が出てきたら
「どうすれば越えられるか?」って考えて取り込んでいく。
チャンスってすぐ逃げていってしまうとも言われるからスピード感をもって
取り組んでいくことが大事だと思う。
言葉の力も借りよう。
言葉に物凄い力があるというのは東西問わず言われていることで、
悪いことを言えばそれを引き寄せるし、良い言葉を発すればそれを引き寄せる。
なので、あ、これはピンチかな・・って思ったらまずは
「面白くなってきた!」
と口に出して宣言しよう!(これは斉藤一人さんの言葉です)
そうすることで、今目の前にある事柄が、そんなたいしたことではないって
宣言していることにもなるから。
そうすると「ハードル」もひょいって越えられるアイデアが出てきたり
助け舟が出てきたりするんだよ、ってことです。
これね・・僕はホントだと思う。
(個人的見解ですが)
新規事業を2つ昨年スタートしたが、まだまだひよこの状態だが、
ひよこだと思ったら「鷹」や「鷲」になってくる。そう信じてスタートしている。
事業だからもちろん経費もかかる、しかも会社規模で考えればそこまで先行投資
するのは、めちゃくちゃだと判断する人もいるかも知れない。
でも、僕は思った。時期、そしてタイミング、将来展望を考え時には必ずこれが
必要になる、そして社会的にも世界的にも認められる事業になるはずだ、と。
この想いは今も変わらない。
実際に、本当に社会大義はどうか?必要とされるか?そしてこれらの事業を
行うか、どうかの最終判断は後悔しないように。ということだった。
これを進めなければきっと後悔する、そんな想いも強くあった。
そして進めるに当り最も大事なことは、人の存在。十分できる人財がいるからこそ、
舵を切り危険ではなく、機会としてとらえて進めている。
これからどこまでいけるか?楽しみのほうが大きい。
この時期、この状況を機会ととらえ進めていく気概をもって
邁進していこうと思います。
石川博信
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