事代主命 日本の神様で大国主を支えたコトシロヌシ

公開日: : 最終更新日:2017/02/10 未分類

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事代主命 恵比寿様とも混合されることもある

コトシロヌシは事代主とも言代主とも言われる大国主の息子で後継者といわれる神様で

大国主は181柱の子供がいたが一番頼りにしていたのがこのコトシロヌシです。

有名な話として国譲りの話がある。

天から国を譲りなさいという話が大国主にやってきたが、何度となく使者を丸め込んだり

して天からの話を抑えていたが、きっと大国主は迷って判断が自分では中々できないからという

ことで時間を稼いでいたのではないかと思うんですね。というのはこの大国主がつくった国は

日本であるが、国を造る際には、自分の兄弟とも戦争をして作っていったものであり

もちろん大国主からすればそもそも自分をいじめていたり使い走りをされていた兄たちであるから

征伐してもなんらおかしいことではない。しかもスサノオから国をつくれ、そしてお前がおさめよ。

と厳命もされてスサノオの武器も貰っている。それでも大国主が迷ったことは(もちろん推測です)

理由があり、戦いを経て創られたこの国はまた戦いによって滅ぶかもしれない。オオクニヌシは本来

とても優しい神様でもあり、争いで作られた国ではなく和合をもった国、慈愛で造られた国でなければ

長続きしないのではないかと感じていたのではないかと思います。

しかし、自分を頼って共に戦って国を造ってきた神々もいる、国津神もいる。天に返すということは

どうしたものだろうか・・・そんな想いの父親である大国主を察ししていたのではないだろうか?

何度も天から使者がやってきた。天からすれば最後の使者とも言えるタケミカズチという武の神様

大国主は息子コトシロヌシと相談して決めて欲しいと答えコトシロヌシの決断に従おうとした。

コトシロヌシが凄いのは、父親の心情から国の成り立ち、そして今後の国のあり方も考えて

国を天に譲ることを決断した。181柱の中で大国主が後継者とし、最も頼りにしたコトシロヌシは

父の面目も護りながら全てがうまくいくように考えて進めた。

しかしその後コトシロヌシは国譲りを行った後には、出雲を離れ伊豆にいったといわれそこでも

新たな国づくりを行ったとされる。スサノオの子孫でありオオクニヌシの息子であるコトシロヌシの娘が

アマテラスの子孫である神武天皇と結婚し、和合はなりその後も天皇4代まではコトシロヌシの血縁に成っている。

宮中八神

第一殿 神産日神 かみむすびのかみ 神皇産霊神
第二殿 高御産日神 たかみむすびのかみ 高皇産霊神
第三殿 玉積産日神 たまつめむすびのかみ 魂留産霊
第四殿 生産日神 いくむすびのかみ 生産霊
第五殿 足産日神 たるむすびのかみ 足産霊
第六殿 大宮売神 おおみやのめのかみ 大宮売神
第七殿 御食津神 みけつかみ 御膳神
第八殿 事代主神 ことしろぬしのかみ 事代主神

WIKIより

宮中に祭られる神様であるが、天照大神はここにはなく、事代主は入っている。実は古代では皇室には

天照大神が祭られていたことはないそうです。これも不思議ですが。

ま、それはいいとして、皇室(天津神)に多大な功績と力を認められて祭られているのでしょう。

コトシロヌシ以外は、造化三神とか晩餐を司る神様とか祭っておりいわゆる天津神系ですが

国津神では唯一コトシロヌシが入っていることからも

良い意味で影響力があったことでしょう。

コトシロヌシは地上の最高神とも言われます。つまりこの世での「コト」を天に代わって行う神様という

ことと、「コト」は事、言、異という表現もできて、言で言えばコトタマ使いかシャーマンの要素

もあったかもしれませんね。異は異なるということもあり、他の神々とこの神様はちと違うとう意味での

異と考えられるかもしれません。

いづれにしても、国をつくった大国主を支え、そして次のステージにもっていったことは間違いなく

優れた神様であることは間違いなさそうですね。

古事記でも多く割かれる出雲の国譲りの話。そこには自分たちだけでなく全体をとらえて判断できる

コトシロヌシの存在により新しい時代へ向かうことになって行きます。

日本の神様は沢山いますが、ひと際難しい時代の判断をしっかりできたというのは

あまりいません。もっと注目されても良い日本の神様であると思います。

 

 

 

 

 

 

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石川博信

石川博信

2009年ジーレックスジャパン株式会社創業。 日本の文化や歴史好き。小学校時代は通信簿で「オール1」の落ちこぼれ。日本にある素晴らしいものごとを国内外に広めていきたい。 それが私たちの想いです。長い歴史と四季のある気候に育まれた日本文化は、国内では衰退しつつある一方で、海外では日本の食文化、武道、芸道からコミック・アニメまでその愛好者は増加しています。 国内においては、日本の持つ素晴らしいものごとを見直し、海外においては、様々な商品にある歴史、ストーリー、想いを伝えていく。 日本のものごとが国内外へ広がり、その中で日本の文化や精神性に触れる機会を多く創出し、日本の素晴らしさを知って頂く事が、日本そして人類にとってもより良い社会へ繋がると考えております。
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