日本再興のはじめは祭りから。
公開日:
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最終更新日:2023/10/30
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日本を再興したい。
そういう方は多いのではないでしょうか。
多くは政治や経済に目がいきやすいですが、
実は、日本の凋落的な傾向は文化や精神性にまで及んでいます。
着物は失われた30年といわれる平成30年の中で、8割も減り、
邦楽器も、作れる後継者が8割減、茶道、華道は7割減です。
大変な状況ですね。
しかし、一方では日本の文化は世界中で愛されて
世界にどんどん広がっていっています。
空手、柔道はほど全世界に支部もあり、
茶道も同様で習う生徒もどんどんと増えています。
また、日本語を学ぶ方も年々増加しており、
従来は、アジア圏中心で、それは労働のためという
要素が多かったものが、
今では、日本の歴史や文化を学びたいという方が
アジア、ヨーロッパなどから学んでおり、
日本語を教える教師が少ないことが
問題になっているほど、
需要があるのです。
日本再興というと
実は歴史をみると、お祭りをして
新しい時代を迎えたり、
帳を破ったり、
また新時代になったときにお祭り騒ぎをするという
ことを行ってきた歴史があります。
古くは、
天の岩戸開きから、
疫病が流行った古代の祟神天皇の時代。
鎌倉幕府で武士の時代が始まってきたときや
明治維新前のええじゃないか運動。
見方を変えると人々の熱狂が
時代を変えてきたともいえます。
千葉県 洲崎神社のお祭り
【みろくの踊り】
みろくと聞いてどのようなことを思いますか。
何か地上天国のような想像できないような素晴らしい社会を
思い浮かぶこともあるでしょう。
人類社会の理想かもしれませんね。
実は、千葉県の洲崎(すのさき)神社では、
毎年8月21日に鹿島踊りと弥勒踊りが奉納されます。
【鹿島踊り】まず鹿島の神様に悪霊を払って頂き
【弥勒踊り】世直しや富や豊作を願うと遠い海から弥勒が来る。
という内容です。
日本では、お祭り(騒ぎ)で世直しがいくつかされてきました。
幕末の【ええじゃないか運動】
神代の【天の岩戸開き】
戦いではなく、お祭りで良い社会へのきっかけを創る。
面白いし、すごい知恵だと思うのです。
今の社会も大きな変革期だと思いますが、
楽しくお祭りのように皆で良い社会を創っていければ
最高です^^
【弥勒の世はお祭りから始めたいものですね】
日本で初めての武家政権を創った源頼朝。
石橋山の合戦で平家に敗れ海路で安房の地(現在の千葉県館山地方)へ避難してきたのです。
家臣数名に支えられて辛くも逃げ延びた安房の地で、
頼朝は「もう一度機会を!」と再興を期して洲崎神社(すのさきじんじゃ)へ参拝をしました。
千葉県に南端にあります。
ここに上陸した日は日時が八月二十八日です。
再び開く!と再興を期すにはピッタリの日であったのでしょう。
そしてこの洲崎神社にはユニークな踊りが伝わっています。
それは「みろく踊り」
「みろくの世」は理想的な地上天国のことでしょう。
源頼朝も踊っていたかと思うと、微笑ましく思いました。
それにしても、日本で知らない人はいないであろう源頼朝の
記念碑の扱いをもっと丁寧に出来ないのかと感じました。
源頼朝公が
【今日二十八日は再び開く日】
70年前の今日、前年のサンフランシスコ条約により、日本の主権が回復した日でもあるのですね。
源頼朝公が、平家との戦いで敗れ、再興を期し、安房の地に
上陸した日は、八月二十八日。再び開く日なのです。
「和を持って貴しと為す」が書かれていますが、
初めての武家政権で新しい時代の法令や規範や道徳として御成敗式目は、
どのように書かれているのでしょうか。
第一条にはこう書かれています。
【第一条 可修神社専祭事】
つまり、神社を大切にし、修理をし、祭事を
大切にすること。
神を敬い、神社を大切にしてお祭りも、奉納も絶やさず古えから伝わっている事も疎かにしてはならない。
という戒めに見えます。
初めての武家政権という、新たな時代を創った中、
武士のあり方として、神社や古来からの伝統をしっかり大切にする事で、
新しい良い社会に繋がると考えたのではないでしょうか。
今コロナで時代が大きく変わろうとしていますね。
そんな中、歴史を見直す事も大切と思うのです。
日本に伝わる長い歴史や文化。
楽しみながら学べれば最高ですね。
。
【余談】
面白いのは聖徳太子の
十七条憲法の三の倍数「五十一条」
大宝律令、建武式目、公家諸法度、大日本帝国憲法
の第一章も十七条。
民間団体ですが、倫理法人会の「万人幸福の栞」も十七条。
十七という数字も面白いですね。
数字にも色々意味もあり深そうです。
石川博信
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