頭角はなぜ頭に角なのか。
公開日:
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最終更新日:2023/03/05
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頭角を現すとき写真は般若面
頭角を現すというのは、辞書ではこのように書いてあります。
「才能、技能が目立って人より優れるようになること」
元々は禅の山城州東山建仁禅寺語録にある
「拈二出東山暗号子一、昂二蔵頭角一見二黄龍一」 〔呉志‐張温伝〕
という言葉だったという。
頭角を現すというのは、出世してきたり、メキメキ力をつけてきた
イメージがありますが、
頭に角というのは、鬼を連想させますが、
鬼のように凄い力が出てきたということなのでしょうか。
本当は、その人が持っている自分自身でも自覚していないような
凄い力を、社会の場で現してきたことを指しているのではないでしょうか。
しかし、どうして頭角を現す=鬼のような姿の言葉になったのしょう。
もちろん一般の人には角はありません。
しかし鬼には角はつきものです。
鬼というのは、凄い力を持っていたのではないか。
そんなようにも見えると思うのです。
鬼の力とは
人を超えるような力を連想させますが
人には、鬼的な凄い力を持っているともいえるかもしれない。
それは、元々人は「鬼」と共にある。
からではないでしょうか。
人と鬼が共にあるというのは考えられないかもしれません。
人には魂があります。
魂は鬼が云う
と書きます。
ということは鬼と共にあると見えませんか。
鬼が何をいうか、魂が何をいうかということです。
実は頭角を現すというのは
「魂の声を云う」
事ではないでしょうか。
魂の声を云うというのは何だろう?と思うかもしれませんね。
しかし、人に魂があるということは
誰でも魂の声をいう、鬼的力があると言えるのではないでしょうか。
人には
感情で言う言葉
理性で言う言葉
魂から言う言葉
直霊から言う言葉
があるそうです。
この中で魂からの言葉というのは
どういう言葉なのか。
驚くことに、この見分け方そして考えは
日本書記や古事記に現れてきます。
つまり、太古から伝わっていた、という事です。
江戸時代以降、一霊四魂と言われてきました。
自分の魂の声、本当は自分の魂は何を望んでいるか。
どう感じているか。
太古から伝わっていたことに驚きを隠せませんね。
鬼という言葉では、
例えば、仕事の鬼とか、格闘技の鬼とか専門性があり
それについて自身も一生懸命行っているイメージがありますね。
鬼=専門性 かもしれません。
仕事にしても、ただ普通に仕事をしているだけでは
仕事の鬼とは言われません。
仕事に人生をかけ、その分野で注目を浴びる位の方で
なければ鬼とは言われないでしょう。
人と共にある、鬼のような力。
魂からの想いを現わしていくとき
頭角があらわれるのでしょうね。
それにしても日本語の表現は素晴らしく
意味深いですね。
石川博信
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