商売で成功するには? ユダヤ商法を実践した 日本マクドナルド創始者 藤田 田

公開日: : 偉人伝 ものの見方

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日本マクドナルド創始者 藤田 田氏

ユダヤの商法を実践した方としても有名です。

学生時代に通訳のシゴトをしているときに

ユダヤ人と出会い、彼らが贅沢な暮らしをしている

ことを見て興味をもち、ユダヤ人から商法を学んだと言う。

人生観は

凡眼には見えず、心眼を開け、好機は常に眼の前にある。

最悪のあとには、最善が来る。最悪のときに屈しなければ道は

かならず拓ける。

というものだった。

日本の伝説的な経営者達の多くは、

顧客の為、経営理念など

事業に道を観てまたそれを実践していき

成功を治めているわけだが、

藤田田にはそのようなものは見られない。

金儲けの手段が、ビジネスであると割り切っていた。

そのために、何のためにシゴトをしているのか?という

問いに対しても社会的道義はなく

よい人生の為と明確に答えている。

では、よい人生とは

「よいものを食べれる、遊びの時間もとれる、

やりたいことが不自由なく出来るだけの

お金と時間をもった人が本当のリッチなのだ」

語っている。

さらに、

そのリッチな生活には幾ら必要なのか?

時間はどれ位必要なのか?

考えもなければ成就しようがない。

これは目標に似ている。

 

「自分がリッチになるために

幾ら必要なのか?

何時までになるのか?

どれくらいでなれるのか?

分かっていなければなることはない」

 

と言い切っている。

学生時代にユダヤ人から学んだ商法を試そうと

最初に輸入を始める。

これはヨーロッパへ行き、主に女性向けのファッション物を

仕入れて販売するというものだ。

これは当時学んだことの実践であった。

ユダヤの商法には幾つかの鉄則や教えがあるそうで

その一つが、

女と口を狙え

というものだった。

女性の消費量というものは大きく

男性に比べて財布のヒモもゆるいというのが

その教えであった。

例えば、男性の成功者であれば事業に成功しても

女性を囲うとかする人もいるが

女性の成功者は、男性を囲うというものはなく

その代わりに、ファッション関係に膨大な

費用と使っているという。

服にしても、靴にしても

一般的な男性よりも数倍もっていることも

珍しくない。

つまり、いつでも

美しくお洒落でありたいとうのが女性で

その消費量は大きい。

更に、高額商品であっても

そのブランドや希少性などで

一般の方までも購入しようと努力までもする。

これは男性には見られない特徴である

としている。

その為、徹底的に女性ファッション関係を行い

大成功を収める。

後年日本マクドナルドでも一線を退いたあとでは

ネクタイ販売のタイラックと言う会社を起こしたが

これについても、

「ネクタイ購入者の8割は女性だ。

つまり、プレゼントしたり

主人のためにかったりしていることが多い

その意味で言うとこれは

女性向けの商材なのだ」と語っている。

女性向けの商材だけでなく

一方で口もある。

これについてはこのように語っている。

「女性向けの商材は利幅も大きく

上手くいけば莫大な富をきづくことも

出来るが、幾つかの難関もある。

それはセンスが必要であるということ。

更に売り場も考えなければならない。つまり

どこでも売れればよいということではなく

商材の仕入れから全体の戦略をより練り上げる

事ができないと継続するのは難しい」。

 

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それに比べて

口を狙う商材はカンタンだ

例えば、食べてしまえば数時間後には必ず消費し

また新たな需要がある。

家族経営の飲食店は多いが

それでも出来るのが口を狙うというものだ。

もちろん、口というのは

食べ物に限ったことでなく

薬にしても同じことが言えるが、

日本マクドナルドはまさしく口を狙ったものだった。

食べ物という性質上

リピーターがどれだけ来てくれるかということが

商売の大きなポイントとして

リピートをしやすい、させやすい状況を創るために

様々な工夫をしていった。

工夫の一つでCMがある。

CMは中学校一年生が見て解るないようにする

というものが鉄則で

子供が親にねだり、親が子供を連れて行き

結果ファミリーで人数も単価も上がり

子供でもおいしいというような

味付けやデザートやドリンクを用意して

おくことで

子供に食べさせるということを戦略的に狙ってるという

ことをいっている。

これは食の記憶というものが

年少期にあじわったものが

生涯にわたって記憶しているという。

つまり、子供に食べさせて

その子供が大人になったらまた

自分の子供をつれてお店に来てくれるという

展開を狙っていった。

現在の状況をみているとその長期的な戦略は当っている

といえるでしょう。

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その他にも幾つか

ユダヤ商法の鉄則というものについて

語っていますので幾つか紹介したいと

思います。

マクドナルドでは

立地というものを非常に重要視した。

特に、大型ショッピングセンターへ出店

そして郊外であれば

角地へのこだわりも非常に大きかったという。

ユダヤの商法では、

商売での立地は

1メーターは100メーターと思えという。

わずか1メーターにこだわれるかどうか?が大切という。

宇宙の法則78:22の法則

宇宙には、不変的な法則があり、

その中でシゴトをするということ大切ということです。

ユダヤの商法には、人間がどうあがいても曲げることのできない宇宙の大法則があります。

例えば、正方形の面積を100として、

その正方形に内接する円の面積は78になり、

つまり正方形の残りの面積は22となります。

空気中の成分がほぼ窒素78に対して酸素等が22の割合になっています。

人間の体も水分がほぼ78、その他の物質が22の割合でできています。

人の体を構成している成分の割合は、水分が78%に対してそれ以外の物質が22%
呼吸では、肺呼吸が78%に対して皮膚呼吸が22%
健康な人の腸にいる菌の割合は善玉菌が78%に対して悪玉菌が22%
足の裏にかかる体重の割合は、かかとが78%に対してつま先が22%

地球の海と陸地の割合は、海の78%に対して陸地が22%
空気中の成分の割合も窒素が78%に対して酸素が22%

これが大自然の宇宙法則です。

この法則の上にユダヤ商法は成り立っています。

例えば、お金を借りたい人が22、貸したい人が78の割合で、この世は成り立っています。
一般大衆が持っているお金を22とすれば、絶対数の少ないお金持ちの人が持っているお金は78となります。

つまり78を相手に丁寧にじっくり商売をした方が儲かるということです。

宇宙の法則と少し似ているものが幾つかあります。

こちらから、売りに行くのではなく 相手が動くように仕掛ける、とか

ないものは売れる、

少し怪しいものがうれる、

合いの子の商品がよい、

少しだけ先の商品がうれる、

などもあります。

また、学んでいくこととして

計算早くなるように算盤

世界にお客さんがいるとして外国語

そして

出来るだけ多くの人にあい

本ではない情報収集

この三つは奨めたいと言っている。

ユダヤの商法として

二大鉄則の

女と口を狙えというのは

永遠であるが

もちろんそれ以外にも金貸しや

ダイヤモンドも多い。

最近ではネット企業も多いが

それを見ても

相手から使いたくなるように仕向ける

ということは

徹底されているように見えますね。

グーグル、フェイスブックはユダヤ人企業と

いわれていますね。

いずれにしても

鉄則を守り

時代にあわせて事業を行っている。

日本式経営とは

また違う成功法則があるようですね。

また、仮説思考として

ナインポインツを薦めている。

ナインポインツとは

「ナインポインツ」とは、

デザイン思考に基づく問題解決の手法の一つで、以下の9つのステップからなります。

  1. ユーザーを理解する
  2. 問題を特定する
  3. アイデアを出す
  4. アイデアを整理する
  5. プロトタイプを作る
  6. プロトタイプをテストする
  7. 結果を分析する
  8. 計画を立てる
  9. 実行する

この手法では、最初にユーザーのニーズを把握し、問題を特定します。

次に、多様なアイデアを出し、整理し、具体的なプロトタイプを作成します

プロトタイプをテストし、結果を分析して、改善点を洗い出します

。そして、計画を立てて実行することで、問題解決につなげます。

この手法を用いることで、創造的な解決策を見出し

、顧客のニーズを満たす製品やサービスを提供することができます。

また、スピーディーなプロトタイプの作成やテストによって、早期段階での問題発見や改善を可能にします。

ナインポインツは、デザイン思考だけでなく、ビジネスや教育分野でも活用されています。

問題解決のための新しい手法として注目されており、若者にとっても身近なものになっています。

ナインポインツを身につけることで、より創造的で効果的な問題解決が可能になると言えます。

発想もとても面白いです。

偉大な経営者の一人ですね。

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石川博信

石川博信

2009年ジーレックスジャパン株式会社創業。 日本の文化や歴史好き。小学校時代は通信簿で「オール1」の落ちこぼれ。日本にある素晴らしいものごとを国内外に広めていきたい。 それが私たちの想いです。長い歴史と四季のある気候に育まれた日本文化は、国内では衰退しつつある一方で、海外では日本の食文化、武道、芸道からコミック・アニメまでその愛好者は増加しています。 国内においては、日本の持つ素晴らしいものごとを見直し、海外においては、様々な商品にある歴史、ストーリー、想いを伝えていく。 日本のものごとが国内外へ広がり、その中で日本の文化や精神性に触れる機会を多く創出し、日本の素晴らしさを知って頂く事が、日本そして人類にとってもより良い社会へ繋がると考えております。
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