アフターコロナ 上杉鷹山の言葉 為せば成る
公開日:
:
最終更新日:2020/06/30
偉人伝 ものの見方
上杉鷹山の言葉 為せば成る
6月も終わり、一年の半分が過ぎようとしています。
年始に立てた計画はどう進んでいるか?
振り返るには良い時期ですね。
各地の神社では、大祓いという神道の中でも
非常に重要にされている行事があります。
年末の大祓いは有名ですが、夏の時期もあり
年2回あるわけです。
この大祓いが何故重要なのか?ということですが
神道に考えにある、祓い、清める。
つまり、たまった垢をとり、キレイにするというところから
来ているといっていいでしょう。
日本の神社は、大抵どこの神社もキレイにスッキリ
掃除されています。
神社だけでなく、仏閣でもキレイにしてあります。
身も心もきれいにリセットするというのが
この大祓いなわけです。
毎月行われている月次祭もありますが
ここも、意味としては同じです。
祓い、清める、これだけです。
到達地点からあり方を見つめるリセットとしての大祓い
大祓いの日は、このようにリセット、再生、再興、再考という
絶好の日でもあるわけですね。
さて
上杉鷹山の有名な言葉です。
「為せばなる
為さねばならぬ
何事も
為さぬは
人の
為さぬなりけり」
という有名な言葉です。
元々、この言葉は武田信玄の言葉
「為せば成る
為せねばならぬ
なる業を
成らぬと
捨てる
人の
はかなさ」
この言葉を原文として
後に上杉鷹山が改良したそうです。
どちらも後世に伝わる
偉人ですが
共通していることは
「為せばなる!」
最初に出来る!という信念の強さの
大切さを言っているのではないか?
そう思ったのですね。
信念を強く発露し
まず
「出来る!」
そこから
そのためには・・・
と考え行動することの
大切さを言っているのです。
きっとこれは
自分自身の経験も踏まえての
ものだったのでしょう。
上杉鷹山は、破城しきった
米沢藩を立て直したことで
有名だが、
良く見ると、破城の仕方も
尋常のものではなかった。
まず、米沢藩の藩主につくと
「奉納」を行った。
神に自らの志を伝えたわけです。
その後は、
無駄を徹底して排除し
新しい産業を興し
更に、新田開発から
人材登用も行っていった。
私が注目したいのは、
順番だ。
奉納という天地への誓いという
揺るがない信念であり志を
発露した点です。
つまり、直ぐに改革を断行するのでは
なく奉納ということをした、
ということです。
これにより信念を益々強くしたのでは
ないか?と思うのです。
そして現状認識
何が、財政を悪化させているのか?
労働力が低下していることは何故か?
更に、財政を良くする産業はないものか?
これらを次々に断行していく。
もちろん、その過程では
家臣の反発や離反もあった。
しかし、それでも信念を曲げず
やり抜いた結果が
米沢藩の再興ということだった。
東北での大飢饉の際でも
米沢藩は
日頃の蓄えや飢饉への備えをしていた
こともあり、他藩では飢饉で人が亡くなる中
で米沢藩では亡くなることがなかったという。
今の対策と未来への対策を
しっかり築いていたからこそできた。
日本には
偉大な先人達がいる。
そのあり方を良く見ていきたいと思う
大祓いの日でした。
石川博信
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