中村天風の言葉 言葉は強大な力がある
公開日:
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最終更新日:2018/02/04
偉人伝 ものの見方
中村天風 言葉には強大な力が宿っている
天風哲学といわれる数々の言葉や心身統一法は各界のトップクラスに多くの門人が
いたことでも有名ですね。
松下幸之助翁もその一人で中村天風は著書の中でも
触れており、とにかく白眉な人物だったと語っています。
何が白眉か?
天風曰く
「まず第一に話を聞く姿勢が違った。真剣さは姿勢にも現れ、目にも力があった。
彼が来たのは、まだ町工場にもならない長屋で数名で仕事をしていた時だった。
後日、世界の松下となったと聞いたときは、そうだろうなと思った。
わずが数名の時にもう世界を見据えていたんですよ。
それにはやり方なんかじゃない。どう有るべきか?これを学びに来ていた訳です。
あり方を掴んで実行する。
最初のあり方ってなにか?有りたい姿を明確にすることなんですよ。
なれないなんてこれっぽっちも思わない。
そして言葉にしたり祈るんですよ。
成りましたありがとう御座いますってね。
有りたい姿を明確にしたらそこに行く道筋を創らないといけない。
その道筋こそが有りたい姿へいく大変重要なもので
これを事業にしっかり落として成功されたんだ」
後年松下幸之助翁が講演をしたときに
講演会場で質問で
「どうしたら成功できるのか?」という質問に対して
松下幸之助翁は
「まず祈ることです」
会場は爆笑の渦になったが、
一人だけ身体にショックを受けた青年がいた。
それが京セラ創業者の稲盛和夫氏である。
稲盛氏は松下幸之助氏の話で
「そうか!まず祈ることか!」とその後実行したという。
一番大事なことは
「祈ること」
多くの方が信じず笑っていたときに稲盛氏だけが
これは真理だと気づいたということですね。
さて、祈りの大事さもありますが、
天風は
言葉こそ強大な力があると語っています。
中村天風の言葉についての語っていることを幾つか紹介します。
「言葉には人生を左右する力があるんです。この自覚こそが人生を勝利にみちびく、最良の武器なんですよ」
「言葉は、強力な暗示力が固有されている。従って特に積極的人生
の建設に志す者は、
夢にも消極的の言葉を戯れにも口にしてはならないのである」
「どんな場合にも『こまった』『弱った』『情けない』『腹がたつ』『助けてくれ』
なんていう消極的な言葉を、絶対に口にしないことです」
言葉には強大な力がある。
プラスにしようとすればそうなるしマイナスの言葉を使えばそうなる。
ここには出ていませんが、
影口はとてもよくなくて
影誉めは反対にとても良いそうです。
影でも表でも言った事は全部廻ってくるよ。
どうせなら誉められることが廻ってくることが
多いほうが気持ち良いよ。
また、人生の果実はその人が蒔いた種どうりになってくる。
つまり、良い言葉なら良いことが、良い祈りなら良いことが。
ということを良く知ろう、とも言っています。
これらの話は一見シンプルですが
とても奥の深いお話だと想います。
起きていることも有りたいことも全て自分で創っているんだよ。
だから自分で創れるんですよ人生って。
他人からもらっているものなんかじゃない。
悪いことば使っていると健康を損なう。
困ったことが目の前に現れる。
これがホントのことなんだ。
反対に、健康だし盛大な人生っていうのは
良い言葉を使い、間違っても悪い言葉を使わない
それが最も重要なこと。
良い言葉心がけたいですね。
石川博信
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